ボクシングモバイルニュース
[前日計量]2020.12.9

激闘必至のスーパーライト級王座戦

両者とも63.4kg(100gアンダー)でパス!
 日本スーパーライト級タイトルマッチの前日計量とPCR検査が9日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、王者の永田大士(30=三迫)と同級2位の近藤明広(35=一力)が顔を合わせた。
 試合は明日の10日に後楽園ホールで開催される「ダイヤモンドグローブ」で行われる。永田はこれが初防衛戦、挑戦者の近藤が勝てば日本王座2階級制覇達成となる。
気持ちと気持ちの勝負
 「防衛に挑戦しにいく」。永田は、ボクモバインタビューで語った言葉をこの日も同じように口にした。拳を交える近藤を「好戦的で気持ちが強くてタフで経験があり技術がある」と印象を口にすると、「明日は気持ちのぶつかり合いになる。最初からガンガンいく」と得意の打撃戦を仕掛けるつもりだ。
チャンスがあれば倒しにいく
 7月に戴冠した試合は無観客試合だったが、今回は有観客で行われる。「この状況の中、見に来てくれるお客さんのためにも意味のある試合にしたい」と話すと、「ここでしっかりと勝って13日に世界戦を控えている吉田さん(吉田実代)、14日にタイトルマッチをする中川さん(中川健太)につなげたい」と必勝を誓った。
勝って再び世界を目指す
 「いつもより減量を開始したのが早かったのでしっかりと落せた。コンディションは万全です」とアピールしたのは近藤だ。「フィジカルが強くスタミナがあり、努力でベルトを獲った選手で尊敬の念がある」とチャンピオン永田をリスペクト。その上で「これまで培った経験と技術をフルに使う。相手の土俵でボクシングをするつもりはないが、パワーとスタミナがあるので捌き切れないと思う。打ち合う覚悟もできている」と打撃戦に応じる構えだ。
経験を活かして戦う
 明日が43戦目の試合となる近藤はアマチュアでも43戦戦った。「アマとプロ合わせて86戦のキャリアを最大限に使う」と決意を口にした。