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[試合後会見]2020.12.3

第31代日本ミニマム級王者が決定!

左:谷口将隆(ワタナベ)の左ストレートが光った
 日本ミニマム級王座決定戦、同級1位の谷口将隆(26=ワタナベ)対同級3位の佐宗緋月(25=T&T)が3日、後楽園ホールで開催された「DANGAN237」のメインイベントで行われた。世界挑戦経験のあるサウスポー谷口が戴冠したのか、それともタイトル初挑戦の佐宗がジム初の王者に輝いたのかーー。試合は初回から大きく動いた。
最後は仕留めて戴冠した
 テクニシャン谷口が本領を発揮した!サウスポー谷口は、初回に左ボディストレートでダウンを奪うと、その後は強弱をつけたコンビネーションでポイントを加点。前に出る佐宗を上手くいなしながら、接近戦では左ボディアッパーでダメージを与えた。最終10回、谷口が左右をまとめたところでレフェリーが試合をストップした。
ずっと欲しかったベルト
 試合後に囲み取材に応じた谷口は「イン(接近戦)でもアウトでも戦えることを証明したかった。5~6ラウンドに展開を変えようと距離を取ったら、相手が嫌な顔をしているのがわかった。日本のベルトはずっと欲しかった。ずしっと重たいですね」と歴史を刻んできたベルトの重みを実感していた。
京口紘人(ワタナベ)がセコンドに付いた
 この日は同門でデビューから切磋琢磨してきたWBA世界ライトフライ級スーパー王者の京口紘人(27)がセコンドに付いた。「京口がいてくれて心強かった」と感謝した。
決まった試合を勝っていきたい
 「前半の試合運びは良かったが、公開採点でリードして勝負を決めてほしいという雰囲気を感じたが、なかなか仕留めることができなかった」と話すと、「世界に行くには上手いだけでは獲れない」と反省するのも忘れなかった。
 「来週は小野さん(小野心=12月8日に試合)、26日には三代(三代大訓)の試合があるが良い流れを作ることができた」と笑顔を見せた。
採点表