[WBC]2020.11.26
ウバーリはWBCバンタム級休暇王者に認定
WBCバンタム級世界トップ戦線
WBC(世界ボクシング評議会)が26日、バンタム級の世界王座に関する発表をした。12月19日にチャンピオンのナルディーヌ・ウバーリ(仏)とランキング1位のノニト・ドネア(比/米)による指名試合が行われる予定だったが、10月にウバーリが新型コロナに感染したため中止となった。これを受けて、WBCはウバーリを休暇王者とし、回復を待つことを決めた。正規王座は、1位のドネアと4位のエマニュエル・ロドリゲス(プエルトリコ)によって、12月19日に行われる王座決定戦の勝者に与えられることになる。また、ウバーリのチャンピオンとしてのステイタスは保証されるもので、正規王者以上のステイタスを有する世界王者となるとした。WBCはダイヤモンドチャンピオンやフランチャイズチャンピオンといった正規チャンピオンの上位にチャンピオンを据えることがこれまでにもあった。
ウバーリの復帰に関して、期限は設けずWBCとローカルコミッションの健康に関する条件をクリアすることが優先される。
ウバーリはWBC世界王者として復帰することが認められている。また、復帰戦は指名試合に備えて選択試合を行うことが許される。
ドネアとロドリゲスの勝者と将来的に行われる指名試合のファイトマネーに関して、WBCは新たな交渉期間を設けるが、交渉が成立しない場合には、60:40(ウバーリの取り分が60%)の契約で試合が行われる。
ウバーリが2021年2月に選択試合を行なった場合には、ドネアとロドリゲスの勝者は、他の試合を挟むことなくウバーリと直接対決しなければならない。※ウバーリが勝つと想定して。また、ウバーリが2月以降に試合をした場合にもWBCは同様の措置をとるとした。