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[インタビュー]2020.11.25

鳥取にいる男気溢れる会長

福原寛人 結花スポーツジム会長
 今回は、鳥取県・結花スポーツジムの福原寛人会長(35)を紹介したい。岡山県津山市出身の福原氏は、地元の江見ジムに入門。2004年に新人王フェザー級西軍代表となり、日本・OPBF東洋太平洋のランキングにも名を連ねた。地方ジムであるがゆえに、スパーリングパートナー不足や、不利なマッチメークというハンデにもめげず、闘志あふれるファイトスタイルでファンを魅了した。
 福原氏が全国に名を知らしめたのは、2011年8月のこと。当時10戦全勝(10KO)のホープとして注目を浴びていた土屋修平(角海老宝石→DANGAN AOKI)と対戦。土屋の強打に真っ向から立ち向かい死闘を繰り広げた。9回TKOで敗れたが、後楽園ホールの観客は、岡山から乗り込んできた勇敢な戦士に拍手を送った。
 試合のほとんどが敵地という条件の中、34戦16勝(8KO)9敗9分の成績を残し、2014年4月の試合を最後にグローブを吊るした福原氏だったが、1年後の29歳にプロボクシングジムがない鳥取県にジムを設立しプロ加盟した。