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[試合後会見]2020.11.21

内藤律樹がV4戦で魅せた!

熱戦!スーパーライト級王座戦
 OPBF東洋太平洋スーパーライト級タイトルマッチ、王者の内藤律樹(29=E&Jカシアス)対元WBAアジア同級王者でOPBF同級4位の今野裕介(31=角海老宝石)が21日に後楽園ホールで開催された「DANGAN236」のメインイベントで行われた。
 4度目の防衛に臨む技巧派サウスポー内藤が翻弄したのか?それとも名門・角海老宝石ジムが自信をもって送り込んできた今野が戴冠したのか?この試合に懸ける思いが強い両者が拳を突き合わせた!
内藤律樹(E&Jカシアス)が防衛に成功
 テクニシャン内藤が王者の力を示した! 初回からサウスポー内藤が左ストレート、右ボディを決めてペースを掌握。前に出てくる今野に対しサイドに回り込んで華麗なボクシングを披露した。6回、今野は右ボディで動きを止めて反撃に転じたが、内藤は距離を保ちながらカウンターを狙うと、上下にコンビネーションを決めて攻勢。ダメージが溜まった今野を棄権に追い込んだ。
上を目指すにはまだまだ
 試合後に囲み取材に応じた内藤は「相手のリズムにハマらないようにして、自分のリズムで戦った。足を使うよりも相手の足を止めることを心がけた。ボディ攻撃は効いていない。息があがっているのがわかったのでカウンターを合わせにいった。ただ、そこで見すぎてしまったのが反省点」と試合運びと同じように冷静に試合を振り返った。
スーパーライト級を盛り上げたい
 スーパーライト級で頂点を目指す内藤は「海外で試合をするのが一番だが、この状況では厳しいと思う」と語ると、「アンディ(平岡アンディ=大橋)とか永田選手(永田大士=三迫)と戦ったら面白い」と国内ビッグマッチを熱望した。