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[協会理事会]2020.11.18

来年度の東日本新人王はプロデビュー戦からエントリー可

花形進協会会長

 東日本プロボクシング協会の理事会が18日、リモートで開催された。この席で、ワタナベジムの渡辺均会長より、今月3日に中止となった世界戦に関して報告があった。前日計量時に行われたPCR検査でWBA世界ライトフライ級スーパーチャンピオンの京口紘人(ワタナベ)と担当トレーナーが新型コロナウイルスに感染していることが判明したため、アンダーカードを含む試合が中止となったもので、今後はJBC(日本ボクシングコミッション)の質問に対して、ワタナベジムより文章で感染の経緯と今後の感染対策などが報告される。

 本年度の東日本新人王の決勝戦は予定通り、12月20日に後楽園ホールで開催されるが、チケットの販売は出場選手の所属するジムでの販売に留め、一般発売は行われない。

 来年度の東日本新人王の出場資格に関して、ジュニアチャンピオンリーグの優勝者やアマチュア経験者といった制限は設けず、プロデビュー戦から新人王にエントリーすることができるようになった。

 米国のリングマガジン誌で袴田巌さんに関する記事が掲載された。冤罪を訴えている袴田さんは2014年に死刑執行停止・釈放されたが、無罪判決が出ているわけではないため、現在も死刑囚という扱いになっている。

 JBC(日本ボクシングコミッション)は18日、神奈川県内のプロ加盟ジムに所属する20代のプロ選手がPCR検査で陽性反応が出たことを発表した。現在、この選手は無症状で保健所指定の施設に滞在している。

 これまでに20代から50代までのトレーナー1名、プロ選手と練習生それぞれ3名ずつの計7名の新型コロナウイルス感染が確認されている兵庫県にあるプロ加盟ジムでも、新たにプロ選手1名と練習生2名の計3名がPCR検査陽性と判定されたことを15日までに発表した。同ジムのコロナ感染者は10名となった。それぞれの症状はまちまちで、発熱、下痢、倦怠感、味覚障害などの症状がある感染者と無症状者がいる。