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[帰国会見]2020.11.2

井上尚弥が帰国。バンタム級4団体制覇を目指す

井上尚弥(大橋)が帰国
 WBA(ボクシング協会)スーパー・IBF(国際ボクシング連盟)バンタム級統一王者の井上尚弥(27=大橋)が2日、決戦地の米国ラスベガスから帰国。成田空港で代表取材に応じた。
井上は、日本時間11月1日(日)にMGMグランドコンベンション内に用意したボクシングの特設会場「bubble」でジェイソン・マロニー(29=オーストラリア)と対戦。世界最高峰のテクニックを存分に見せて7回KO勝ちで王座防衛に成功し、世界中を震撼させた。井上は「バンタム級で4団体制覇したい」と目標を掲げた。
Naoya Inoue a.k.a. The Monster!!
 大橋秀行会長は「ダウンを奪ったパンチはいずれもカウンター1発で倒したもので、初回から大振りになるのではなく、シャープなジャブで組み立て技術を見せた見事な試合だった。100点に近い内容だった」とモンスターのパフォーマンスを絶賛した。

 続いて、試合の感想を聞かれた井上は「コロナ禍の中で試合ができたことに感謝している。自分がやれることはすべて出せたので自信になった」と胸を張った。ダウンを奪ったカウンターはマロニー対策として準備していたパンチだったことも明かし、「最後のパンチ(右カウンター)は100点です」と満点を出した。
モンスター、降臨。
 さらに大橋会長は「2週間前に現地入りして、弟の拓真、いとこの浩樹、父の真吾さんとその同級生だった越村さんと一緒に過ごし、ストレスのたまらないリラックスした状態で練習や生活ができて完璧な状態で臨むことができた」と総括。今後についてはWBO世界同級王者のジョンリエル・カシメロ(30=フィリピン)との王座統一戦や、IBFから指名試合を視野に入れていきたいと語った。
Who’s next?
 井上は、自宅で2週間待機してから練習再開を予定で、2021年1月にOPBF東洋太平洋バンタム級王座に挑戦する拓真のサポートに入る。