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[前日計量]2020.11.2

前田稔輝vs大久保海都のセミファイナルにも注目!

前田稔輝と大久保海都が激突
 日本フェザー級21位の前田稔輝(24=グリーンツダ)と大久保海都(23=寝屋川石田)が2日、ハイアットリージェンシー大阪で前日計量とPCR検査に臨んだ。両者は明日の3日にインテックス大阪で開催されるWBA(世界ボクシング協会)ライトフライ級タイトルマッチのセミファイナル、フェザー級6回戦で対戦する。
試合の流れで倒す
 100gアンダーの57.0kgを測定した前田は、この試合に勝てばA級昇格となる。「ゆくゆくは自分も世界の舞台で戦うので、6戦のキャリアで世界戦のアンダーカードに出場させてもらえることに感謝している。世界戦の雰囲気を肌で感じたい」とこの試合を大きな経験としていく。
 今年8月の試合では左ストレートを炸裂させて痛烈なノックアウト勝利で一皮剥けた印象を与えた。「メインイベントに繋げられるような、盛り上がる試合を見せたい。流れで倒せればと思う」と自然体で臨む。
意識していた前田選手に勝ちたい
 拳を交える大久保も300gアンダーの56.8kgでパスした。関西きってのホープ前田の対戦相手に名乗りをあげた大久保は「(前田選手は)デビューした時から知っていてずっと意識していた」と思いの丈を打ち明けた。
 昨年の新人王トーナメントでは同じ階級でエントリーし、準決勝を勝てば前田と対戦する予定だったが、敗退したため叶わず。念願の対戦に「周りからは『厳しい試合になるのではないか』と言われているので見返したい」と闘志を燃やした。
 大久保は、今年8月に敵地後楽園でTKO勝ちしインパクトを残した。大久保も勝てばA級に上がる。「前回の試合もサウスポーだったので、左利き対策は万全。会長(石田順裕会長)からも『ビビらなかったらイケるぞ』と言われているので思い切って戦う。倒して勝ちます」と必勝を誓った。