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[海外試合結果]2020.10.31

ムンギアの地域タイトル戦&ソトの防衛戦

次世代スター候補ムンギア登場

 ゴールデン・ボーイ・プロモーションズ主催興行が米国・カリフォルニア州インディオのファンタジースプリングス・カジノで30日(日本時間31日)に開催。メインイベントで空位のWBOインターコンチネンタル・ミドル級王座をかけ、元WBO(世界ボクシング機構)スーパーウェルター級王者ハイメ・ムンギア(24=メキシコ)が、WBA(世界ボクシング協会)&WBC(世界ボクシング評議会)6位のトゥレアノ・ジョンソン(36=米)と拳を交えた。またWBO世界ライトフライ級王者エルウィン・ソト(23=メキシコ)が、元世界挑戦者カルロス・ブイトラゴ(28=ニカラグア)を相手に2度目の防衛戦を行った。

ムンギアが6ラウンド終了TKO勝利

 初回にジョンソンはいつもの右構えからまさかのサウスポースタイルでプレッシャーをかけると、ムンギアをロープ際まで詰めて連打を見舞った。ムンギアはフックで応戦する立ち上がり。その後、序盤はスイッチを交えながら、前に出てはロープ際でインファイトを仕掛けるジョンソン、左右のアッパー、ボディ打ちでクリーンヒットを奪うムンギアの展開で進んでいった。そして6回、ムンギアがコーナーを背にしたところで再三命中させていた右アッパーを撃ち抜くと、ジョンソンは上唇を大きくカット。ドクターチェックが入るも試合は続行となったが、インターバル中にセコンドが棄権を申し入れ試合は終了。ムンギアが6回終了TKO勝利を収めた。

 WBOインターコンチネンタル・ミドル級王座を獲得したムンギアの戦績は36戦全勝(29KO)。敗れたジョンソンは25戦21勝(15KO)3敗1分とした。

ソトが判定でV2

 これがV2戦となる王者ソトは初回からプレッシャーをかけると、挑戦者ブイトラゴはジャブで距離を測り右フックを命中させた。続く2回はソトが左アッパーを好打させれば、3回にブイトラゴが左右のフックで応戦、序盤から両選手が積極的に手を出していった。中盤に入るとパンチ力で勝るソトに対して、疲労の色がみえはじめたブイトラゴはジャブで凌ぐ展開となる。追うソトに、退がりながら反撃するブイトラゴという試合の流れは変わらぬまま最終回を終えると結果は判定へ。3-0(119-109、117-111、115-113)の判定により王者ソトが2度目の防衛に成功した。

 ソトの戦績は19戦18勝(12KO)1敗、6度目の世界挑戦も実らなかったブイトラゴは39戦(18KO)6敗1分とした。