[試合後会見]2020.10.14
ライト級サバイバルマッチ!
左:斎藤一貴(角海老宝石)
右:柳達也(伴流)が激戦
右:柳達也(伴流)が激戦
日本ライト級6位の斎藤一貴(28=角海老宝石)と同級7位の柳達也(30=伴流)が14日、後楽園ホールで開催された「SLUGFEST.15」のメインイベント、ライト級8回戦で対戦した。国内ライト級が活発化している中、日本ランカー同士によるサバイバルマッチが行われた。勝ってタイトル戦に名乗りをあげたのは――。
柳達也(伴流)が再起に成功
初回はジャブの差し合いで静かな立ち上がりとなったが、柳は2回に左フックでダウンを奪うと、ボディにパンチを集めて主導権を支配した。斎藤はプレスをかけてワンツーを打ち込んだが柳は、巧みなディフェンス技術で被弾を回避。スイッチしながらアッパーも織り交ぜ引き出しの多さを見せた。ペースを握り続けた柳は6回、左フックから連打で試合を終わらせた。
今日は良い出来だった
「珍しく良い勝ち方ができた」と試合後の囲み取材で笑顔を見せた柳は、「コロナ禍で試合が決まらない間、自分に何ができるのかを試した」と特にディフェンス面を強化したことを明かした。具体的には足と頭を常に動かす意識と、打った後のポジショニングを徹底して練習してきたという。
「ディフェンスに少し比重を置いて戦うことを意識した。最後にパンチをまとめる場面でもディフェンスのことは忘れなかった。今日は最後までガードを下げずに戦うことができた」と快勝に手応えを感じていた。
「ディフェンスに少し比重を置いて戦うことを意識した。最後にパンチをまとめる場面でもディフェンスのことは忘れなかった。今日は最後までガードを下げずに戦うことができた」と快勝に手応えを感じていた。
ライト級でタイトルを目指す
2012年全日本スーパーフェザー級新人王に就いてから8年が経った。柳は「そろそろタイトルマッチがしたい。会長が決めてくれた試合を勝ちながら上を目指す。ライト級は強い選手がいるがその波に飲まれないように存在感を示していきたい」と拳を握り締めた。