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[電話取材]2020.10.13

ランカー初挑戦の遠藤勝則が豪快KO!

右:遠藤勝則(角海老宝石)がランカー挑戦
 A級初挑戦の遠藤勝則(29=角海老宝石)が13日、後楽園ホールで開催された「A-SIGN BOXING&大和魂」スーパーフェザー級8回戦に出場。日本同級14位の荒谷龍人(32=KG大和)と対戦した。3回に右ストレートを浴びてダウンを喫した遠藤だったが、4回に右フックで豪快に倒し逆転KO勝ちでランキング入りを濃厚とした。
 試合後に電話取材に応じた遠藤は「デビューした頃はA級までいけると思っていなかった。こうしてランカーに勝てたことが夢のようです」と声を弾ませた。 
逆転KO!
 遠藤は「相手はもっと足を使ってくると思っていたが、前に出てきたのが意外で右のパンチが強かった。このままではポイントでは勝てないと思った。必死で出したパンチが当たり、ガツンと手応えがあった」と渾身の一撃を振り返った。
勝利の雄たけびをあげた
 山形県出身の遠藤は、地元のTI山形ジムでボクシングを始めたが、元プロ選手とスパーリングをしたところ、「たまたま良いパンチが当たって」と自信を深めたことをきっかけに上京。いつくかのジムを渡り歩いて角海老宝石ジムに入門した。
いけるところまでいく
 これで3試合連続KO勝ちの遠藤は「4回戦時代は、ガードを固めてパンチを振り回すだけで、ひとつでもポイントを取られたら負けると思いながら、がむしゃらにやっていた。ただ、長いラウンドを戦うようになり、どこかでパンチが当たればいいと落ち着くようになった」と成長を実感している。
 ランキング入りを確実とした遠藤は「これからはランキングを上げていってタイトルマッチがしたい。ここまできたらいけるところまでいきたい」と抱負を語った。
 マイク・タイソンを彷彿とさせる真っ黒のトランクスを履いてリングに上がっていた遠藤だが「これまでは市販のトランクスだったので、そろそろオーダーしたトランクスを履きたい」とランカーらしさを見せる。