挑戦者の来日に京口は「勝つだけです」
11月3日(火)にインテックス大阪5号館Aで3度目の防衛戦を迎えるWBA世界ライトフライ級スーパーチャンピオン京口紘人(26=ワタナベ)に挑戦するタノムサク・シムシー(20=タイ)陣営が無事に来日出来たことが7日、JBC(日本ボクシングコミッション)より発表された。この吉報にスーパーチャンピオンは「勝つだけです」と試合に向けてギアをひとつ上げた。シムシー陣営一行は、今日から行政の指針に従い、「行動管理計画書」の内容に沿った待機措置に入る。
コロナ禍の影響で観戦チケットの枚数に制限があるため、11月3日(火)の決戦は1997席のみ。RS席\50,000/A席\30,000/B席\20,000/C席\10,000/D席\7,000が用意されているが、販売のペースは通常よりも早いようなので、チケットの手配はお早めに!
この日、ワタナベジムでは、京口と久田哲也(35=ハラダ)が非公開スパーリングを行なっていた。久田は昨年10月に京口の2度目の防衛戦で拳を突き合わせた相手だが、今回は心強いパートナー。4ラウンドのスパーリングを終えると、大粒を汗を拭いながら「集中力は試合さながらです。ホンマにめっちゃ練習になる。ありがとうございます」とスーパーチャンピオンが充実感を口にした。
一方、WBC世界ランキング1位の久田は「容易に打ち込ませてくれない。さすがチャンピオン。今、2キロは体重差があると思うけど、パワーを感じる」と体重調整も始まった京口のパワーに舌を巻いた。自身の今後に関して「年内に試合ができると思うので、調子を上げていってる」とコロナ禍の影響を受けながらもしっかりと準備を進めている。
両雄が口をそろえたのは「ピリピリした緊張感」。世界のトップ戦線を牽引する二人が拳を合わすと力が入った。
予定通り来日を果たしたタノムサクは「日本に無事入国できてほっとしている。入国に際しご尽力いただいた日本の方々にお礼を言いたい。わたしは、勝つために日本に来ましたので、待機期間中も、体調管理につき最善を尽くします。」とコメントを寄せた。