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[発表会見]2020.9.9

加納陸が豪華イベントで王座返り咲きを宣言

大成ジムが11月に勝負をかける!
 大成ボクシングジムは9日、兵庫県三田市内のジムで記者会見を開き、WBOアジアパシフィック・ライトフライ級王座決定戦、同級1位の加納陸(22=大成)対同級2位の平井亮輝(29=千里馬神戸)戦を発表した。
 試合は11月23日(月・祝)に三田市総合文化センター郷の音ホールで開催される「三田から世界へ.16」のメインイベントで行われる。
 元日本スーパーフライ級王者の石田匠(28=井岡)、元世界4団体制覇王者の高山勝成(37=寝屋川石田)が出場する豪華イベントでメインイベンターを務める加納は「これまで勝負どころで負けてきたので、勝負に対する貪欲な姿勢を見せて勝ちにいく」と必勝を誓った。
この試合にすべてを賭ける
 元OPBF東洋太平洋ミニマム級暫定王者の加納は、階級を上げて王座奪還を目指す。17歳でデビューした加納は、4年前に18歳9ヶ月4日の国内最年少世界王座獲得記録更新を狙い、会見に同席した高山と世界王座を争ったが負傷判定負けを喫した。その後、WBOアジアパシフィック王座戦や日本王座戦に挑んだが惜敗。今度こそはの思いが強い。
フィジカル面を鍛えてきた
 最近、デビュー間もないころの試合映像を見たという加納は「あの頃に比べて、がむしゃらさが足りないと感じた。今度の試合は、荒々しさや気迫を見せたい」と言うと、「圧勝してさらに上の舞台にいく」と意気込んだ。
キャリアを重ねた
 丸元大成会長は「世界戦をした4年前と比べて体格がしっかりして、接近戦でも打ち負けないようになった。ここを勝って世界を目指していきたい」と愛弟子に期待を寄せた。
2度目の王座挑戦の平井亮輝
 2度目の王座挑戦の平井も昨年、3連勝と好調をキープ。王座獲得に闘志を燃やしている。8月14日(金)に神戸常磐アリーナで行われた自主興行でマイクを握った平井は、「同門の後輩たちの頑張りに負けないよう、ベルトを持って帰る。ベルトを獲る厳しさはわかっているつもり。いつも頑張ってくれているジムやトレーナーにもそろそろ恩返しがしたいので、次戦はなにがなんでも勝ちにいく」とコメントした。
タイトルを狙う松岡新(大成)
 アンダーカードでは、前日本ユース・フライ級王者の松岡新(25=大成)が、元日本ランカーの渡邉秀行(35=DANGAN郡山)と対戦する。1年ぶりのリングに上がる松岡は「スピードを活かした出入りのボクシングを強化してきた」。「この豪華なメンバーの中で試合に出ることができて光栄。しっかりとインパクトを残して、日本王座やOPBF王座を狙えることをアピールしていきたい」と拳を握りしめた。