[試合後会見]2020.8.22
「はじめの一歩」フェザー級トーナメント優勝者が決定!
左:渡部大介(ワタナベ)
右:草野慎悟(三迫)
右:草野慎悟(三迫)
「はじめの一歩30周年記念フェザー級トーナメント決勝戦」が22日、後楽園ホールで開催され、日本同級4位の渡部大介(29=ワタナベ)と草野慎悟(31=三迫)が優勝賞金100万円と連載中の「はじめの一歩」に登場する権利をかけて熱戦を繰り広げた。
試合は決勝戦にふさわしい好ファイトで、会場に詰めかけた442人の観客は、ラウンドが終了するごとに大きな拍手で2人の健闘を称えた。昨年11月からスタートした大会で頂点に立ったのは――。
試合は決勝戦にふさわしい好ファイトで、会場に詰めかけた442人の観客は、ラウンドが終了するごとに大きな拍手で2人の健闘を称えた。昨年11月からスタートした大会で頂点に立ったのは――。
渡部大介が優勝!
アニメ「はじめの一歩」のオープニング曲「InnerLight」を入場曲に使用するほど、一歩が好きな渡部が栄冠を勝ち取った。序盤はサウスポー草野の積極的な攻撃に手を焼いたが、距離を作りながら右ストレートを決めていくと、5回に右ストレートを振り抜きダウンを演出。その後は両者とも懸命にパンチを繰り出し激しい打撃戦に突入したが、渡部のボディ攻撃が勝利を手繰り寄せた。1~5ポイント差をつけた渡部が優勝した。
ボクシング人生で初の一番
試合後にオンライン会見に臨んだ渡部は「今までで一番うれしい勝利。泣きそうになりました」とボクシング人生初の一番の称号を手にして喜びに浸った。
「初回は慎重になって手数が少なかったが、途中から上下に打ち分けることができた。右ストレートをサウスポーに当てるのは得意で、ダウンを奪ったパンチは練習していたパンチ」と試合を振り返った。
「初回は慎重になって手数が少なかったが、途中から上下に打ち分けることができた。右ストレートをサウスポーに当てるのは得意で、ダウンを奪ったパンチは練習していたパンチ」と試合を振り返った。
強敵に勝って自信がついた
会見に同席した小口忠寛トレーナーは「相手の作戦にハマりそうになったが、途中から足を使って修正させた。ダウンを奪ってから低く入るように指示を出した」とコメントした。
今後の目標を聞かれた渡部は「これでランキングが上がるかはわからないが、来年にはチャンスが来ると信じて決まった試合を勝っていきたい」と日本王座を目指す。
今後の目標を聞かれた渡部は「これでランキングが上がるかはわからないが、来年にはチャンスが来ると信じて決まった試合を勝っていきたい」と日本王座を目指す。
はじめの一歩に出演する!
優勝賞金100万円と漫画「はじめの一歩」に実名で出演する権利を得た渡部は「近い将来の結婚資金に使いたい」と語ると、「はじめの一歩には『あんな奴いたな』ではなくて、しっかりとひとりのキャラクターとして描いてほしい」と要望した。