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[試合後電話取材]2020.8.20

サバイバル戦を制した力石政法を直撃

6連勝した力石政法(緑)
 日本ライト級6位の力石政法(26=緑)に20日、電話取材で試合から一夜明けての心境を聞いた。力石は19日に後楽園ホールで開催された「SLUGFEST.14」のセミファイナルで同級9位の粕谷雄一郎(23=角海老宝石)と対戦し、判定勝ちした。

 注目のランカー対決を制した力石だが「パンチを出すたびに頭が当たり、初回のバッティングが効いてしまい、そこから躊躇してしまった。自分に負けて慎重になりすぎてしまった。体力も残してしまったし、不完全燃焼。昨日は0点に近い内容だった」と最後までトーンは上がらなかった。
 今後の目標を聞かれた力石は「昨日の内容でこんなことを言える立場ではないが」と前置きした上で、「次戦にでもタイトルマッチがしたい。ライト級でもスーパーフェザー級でもチャンスが来たらしたい」と抱負を語った。

 セコンドをしながら弟の試合を見守った日本ライトフライ級王者の矢吹正道(28)は「内容的には10点。本人は初回のバッティングが効いたと言っているが、手数が少なかった。相手がどうこうではなく、もっと組み立てる練習をしていかないと、このままでは吉野(吉野修一郎=ライト級3冠王者)には勝てない。お客さんも注目してくれた試合だったので盛り上げないと…」と期待を込めて手厳しかった。