PBCの再開興行の前日計量
米国・ロサンゼルスのマイクロソフト・シアターで8日(日本時間9日)にPBC(プレミアム・ボクシング・チャンピオンズ)も興行を再開。WBA(世界ボクシング協会)の暫定王座決定戦がダブルメインイベントとして組まれ、その前日計量が7日に野外で行われた。
メインイベントにはWBA世界ウェルター級暫定王座決定戦、同級5位ジャマル・ジェームス(32=米)vs同10位トーマス・ドゥローメ(30=プエルトリコ)。セミファイナルではWBA世界スーパーミドル級暫定王座決定戦、同級1位レノックス・アレン(35=米)vs同級3位デビッド・モレル(22=キューバ)と出場する選手達がロスの日差しの下で秤に臨んだ。
ウェルター級リミット66.6kgをジェームスは500gアンダーの66.1kgで合格。ドゥローメも300g少ない66.3kgで秤を降りた。
ジェームスは16年8月にヨデニウス・ウガス(キューバ)に敗れて以降、6連勝で暫定王座決定戦で世界初挑戦のチャンスを掴んだ。対するドゥローメも17年8月にウガスに敗れており、今回は15年4月にテレンス・クロフォードに6回TKOで敗北したスーパーライト級王座決定戦以来、2度目の世界挑戦となる。
ここまで2戦全勝2KOのモレルが3戦目で、暫定王座の決定戦ながら世界に初挑戦。1位でこちらも23戦22勝(14KO)1分と無敗のアレンは、同級リミット76.2kgを600g少ない75.6kgでクリア。対するモレルは1.6kg軽い74.6kgを測定した。
プロの2戦はいずれもライトヘビー級での試合だったモレルが、PBCの後押しを受けスーパーミドル級でいきなりの暫定王座決定戦に挑む。
WBAは暫定王座連発でメディアやファンからの批判を受けるも、プロモーター、テレビ局からのリクエストに応じたまでだと公言している。
当日は全6カードが組まれており、プロモートはPBCを取り仕切るTGBプロモーションズ、中継は米国地上波FOXが行う。