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[海外情報]2020.7.3

ペドロサ再起&ラミレス雪辱戦

再開興行ウィーク4第8弾

 米国・ラスベガスのMGMグランド特設会場ザ・バブルで開催されている、トップランク社&ESPN提供のサマー・シリーズが4週目第8弾を迎えた。

 メインイベントには元世界2階級制覇王者ホセ・ペドロサ(31=プエルトリコ)vsミッケル・レスピエレ(35=米)戦が6月18日から再スケジューリング。さらに、アンダーカードでは2大会連続五輪金メダリストのロベイシー・ラミレス(26=キューバ)が、デビュー戦で敗れたアダン・ゴンザレス(23=米)を相手に雪辱戦のリングに上がった。

ペドロサが2度ダウンを奪い判定勝利
 レスピエレのマネジャーがコロナウイルス陽性反応が出たために中止となってから、15日後に改めて組まれたペドロサvsレスピエレ戦。
 序盤はサウスポーのレスピエレがジャブで仕掛けるも、ペドロサはスイッチを行いながら連打でペースを掌握。すると5回にレスピエレの左ボディストレートでペドロサが両グローブを付くダウンになるも、その後の反撃でペドロサがフックでダウンを奪い返した。さらにこの回が終了後に休憩が入りリプレイの検証でペドロサのダウンは前足がかかっていたとしてスリップの裁定に変更となった。その後も手数を増やし効果的なパンチも打ち込むペドロサが、最終10回にも左フックでダウンを追加した。レスピエレはガードを固めてなんとか凌いで試合が終了。3-0(100-88、99-87×2)でペドロサの判定勝利となった。
 復帰戦を完勝で飾ったペドロサの戦績は30戦27勝(13KO)3敗。レスピエレは25戦22勝(10KO)2敗1分となった。
ラミレスがフルマークで雪辱

 フェザー級6回戦で組まれた雪辱戦。ラミレスは、初回から軽快に動いて細かな連打で早くも流れを掴んだ。その後2、3回とゴンザレスもカウンターを狙うがラミレスを捉えられない。後半に入るとラミレスはプレッシャーをかけボディにパンチをまとめる。攻める糸口を見つけられないゴンザレスは、その後もラミレスの鋭い左カウンターを喰らうなどして終了のゴング。ラミレスが3-0(60-54×3)のフルマーク判定勝利でリベンジに成功した。

 今後はフェザー級で世界王座を目指すラミレスの戦績は5戦4勝(3KO)1敗、2度目の大番狂わせとならなかったゴンザレスの戦績は10戦5勝(2KO)3敗2分とした。