ボクシングモバイルニュース
[コラム]2020.6.12

世界のトップと拳を交えた女の証言(藤岡奈穂子編)

 ボクシング王国メキシコが誇る女子のスター選手として長きにわたりトップの座に君臨している、WBC(世界ボクシング評議会)女子バンタム級王者のマリアナ・フアレス(40=メキシコ)。これまで多くの日本人選手と拳を交えてきたが、フアレスが負けたのは2選手だけだ。1人は、元OPBF東洋太平洋女子バンタム級王者の東郷理代(山木→引退)。そして、男女通じ日本人初の世界5階級制覇を成し遂げた現WBA(世界ボクシング協会)女子フライ級王者の藤岡奈穂子(44=竹原&畑山)だ。
 藤岡は、2015年3月14日にメキシコでフアレスが保持していたWBC女子インターナショナル・スーパーフライ級王座に挑戦。しかし、試合のオファーの電話が来たのは、わずか1ヶ月前のことだった――。