[コラム]2020.6.9
カメラマンはこう見た!(内野々大叶vs小野晃輝編)
内野々大叶(ウェスタン延岡)対小野晃輝(筑豊)
ボクシングモバイルでは全国各地で開催される試合を写真として記録している。これまで数多くの試合を撮影してきたカメラマンが見た、あの一戦を振り返る。九州を中心に活動している太田晃司氏は、2015年9月に大分・べっぷアリーナで開催された「別府地獄平成大合戦」50.0kg契約8回戦、日本ライトフライ級14位の内野々大叶(ウェスタン延岡)対小野晃輝(筑豊)戦をピップアップした。
リングサイドでカメラを構える。リングから伝わる振動を肘で感じ、選手のステップを予測する。右手の親指は常に選手からピントを外さないように調整を続け、左手はヒットの瞬間を捕らえるため、ズームリングをこまめに動かし続ける。そして、パンチを放つタイミングに合わせ、カウンターのように右手の人差し指を押し込む。リングサイドカメラマンと呼ばれるようになってから、一連の動作も少しは身に染みた。そんな中で、ふと思うことがある。なぜ、自分はここにいるのかと――。
リングサイドでカメラを構える。リングから伝わる振動を肘で感じ、選手のステップを予測する。右手の親指は常に選手からピントを外さないように調整を続け、左手はヒットの瞬間を捕らえるため、ズームリングをこまめに動かし続ける。そして、パンチを放つタイミングに合わせ、カウンターのように右手の人差し指を押し込む。リングサイドカメラマンと呼ばれるようになってから、一連の動作も少しは身に染みた。そんな中で、ふと思うことがある。なぜ、自分はここにいるのかと――。