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[電話取材]2020.5.30

石井渡士也「今すぐに日本王者になれる」

さらに上のベルトを目指す
 日本ユース・バンタム級王者の石井渡士也(19=REBOOT.IBA)の威勢がいい。26日に電話取材に応じた石井は、「バンタム級なら今すぐにでもチャンピオンになれると思う。どんどん名前のある選手と戦って知名度を上げていきたい」とキッパリと言い切った。
強い選手と戦っていきたい
 当面の目標を聞かれた石井は「特に焦りはないが、できるだけ早く日本王座に挑みたい。バンタム級なら今すぐにでもチャンピオンになれる自信がある。スーパーバンタム級はベテランがいるが、そういった選手を倒していくのも面白い」と自信のコメントを電話口から爽やかな口調で話した。
俺が台風の目になる
 さらに、気になる選手について突っ込んでいくと「バンタム級なら中嶋一輝さん(大橋=日本5位)と栗原さん(栗原慶太/一力=OPBF東洋太平洋王者)。スーパーバンタム級だったら赤穂さん(赤穂亮/横浜光=WBO世界9位)、和氣さん(和氣慎吾/FLARE山上=元日本・OPBF東洋太平洋王者)と対戦したい。今の自分のキャリアで世界ランカー(栗原、赤穂)に勝ったら面白いですよね」と、次から次へとトップ選手の名前を挙げた。
モチベーションは下がっていない
 現在、ジムでの練習は予約制になっており、人数を制限して行っている。スパーリングやマスボクシングといった対人練習は行っていないという。ジムが休館になる前の2月上旬から、WBA(世界ボクシング協会)スーパー王者、IBF(国際ボクシング連盟)バンタム級王者の井上尚弥(27=大橋)のスパーリングパートナーを務めた石井は「井上さんは、ジャブをギリギリのところで避けてすぐにジャブをリターンで返してくる。あとは踏み込みが速くてフックもすごい角度で打ってくる。足を使われたらこっちのパンチは当たる気がしない。(井上選手は)自分が目指しているスタイルの完成形なので、すごく参考になる」と世界最高峰のテクニックを肌で感じて大いに収穫があったようだ。