[電話取材]2020.5.23
田中教仁「もう一度チャンスを掴みにいく」
再起を目指す田中教仁(35)
新型コロナウィルス感染症拡大予防のため、国内のボクシング興行は2月27日の試合を最後に行われていない。今年3月3日にタイ・ナコーンサワンでWBA(世界ボクシング協会)ミニマム級王者の王者のノックアウトCPフレッシュマート(タイ)に挑戦した前日本ミニマム級王者の田中教仁(35=三迫)は、帰国後どのような日々を過ごしているのか。
21日に電話取材に応じた田中の口からは、前向きなコメントが寄せられた。
21日に電話取材に応じた田中の口からは、前向きなコメントが寄せられた。
ここで終わるわけにはいかない
試合は惜しくも判定負けした田中だが、帰国後には再起に向けて練習を行っていたという。現在はジムが休館中のため、人の少ない時間帯でのロードワークと自宅で腕立て伏せを1日200~500回しているという。田中は「世界挑戦がゴールではなく、ベルトを獲らないと意味がない。もう一度チャンスを掴みたい」と復活宣言が飛び出した。
想像以上の暑さだった
タイに乗り込んだ田中は、首都バンコクでは快適に過ごすことができたが、計量後に決戦地のナコーンサワン県に移動すると、あまりの暑さに驚きを隠せなかったという。
田中は「暑さのため、初回が終わって最後までスタミナが持たないと思った。調子自体は良かったが、前半からワンツーを打つのもキツかった」と現地の過酷な状況を振り返ると、「初回に相手の戦い方が手に取るように分かった。12ラウンドを通してジワジワと勝ちを拾いにいく戦法だなと思ったので『この野郎』と思いながら戦った。相手の声援などアウェーでの試合がたまらなく楽しかった」と語った。
田中は「暑さのため、初回が終わって最後までスタミナが持たないと思った。調子自体は良かったが、前半からワンツーを打つのもキツかった」と現地の過酷な状況を振り返ると、「初回に相手の戦い方が手に取るように分かった。12ラウンドを通してジワジワと勝ちを拾いにいく戦法だなと思ったので『この野郎』と思いながら戦った。相手の声援などアウェーでの試合がたまらなく楽しかった」と語った。
竹中良氏が経営する馬刺しの盛り合わせ
自宅での過ごし方を楽しもうと、元同門で現在は実家のある熊本県に移り住んだ元OPBF東洋太平洋フェザー級王者の竹中良氏(35)の馬刺し店に馬刺しの盛り合わせを注文し、取り寄せたという。田中は「ジムの忘年会にも馬刺しを提供してくれて、すごくおいしかったので電話注文したが、やはりおいしいです!おススメです」と電話口から笑みがこぼれている様子を伺わせた。
田中教仁の復活に期待!