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[ニュース]2011.6.26

結果★クラウド&バンドレイジ

 IBF世界ライトヘビー級タイトルマッチ、王者タボリス・クラウド(米)対ユーセフ・マック(米)、IBF世界スーパーウェルター級タイトルマッチ、コーネリアス・バンドレイジ(米)対セチュー・パウエル(米)のダブル世界戦が25日、米国ミズーリ州セントチャールズで行われた。
○タボリス・クラウド(米)
 TKO8回2分57秒
●ユーセフ・マック(米)

○コーネリアス・バンドレイジ(米)
 12回判定
●セチュー・パウエル(米)

 高い潜在能力を持つクラウドが地力の差を見せつけた。8回、クラウドがマックをコーナーに追い詰めて左右の強打を連続して見舞うと、31歳の挑戦者はたまらずダウン。なんとか10カウント以内に立ち上がったがマックのダメージは甚大で、レフェリーは続行を許可しなかった。
 3度目の防衛に成功した29歳の王者は23戦全勝(19KO)。マックは35戦29勝(17KO)4敗2分。

 バンドレイジ対パウエルは05年5月以来の再戦だった。6年前の初戦は全勝同士として拳を交えたものだが、初回早々にダブル・ノックダウンという珍しいシーンが見られた。直後にサウスポーのパウエルが繰り出した左ストレートでバンドレイジが2度目のダウン。わずか22秒で決着がついている。
 紆余曲折を経て世界戦のリングで拳を交えることになった両者だが、今度はバンドレイジが冷静な試合運びをみせ、着実にポイントをピックアップしていった。採点は115対113の小差がひとりいたが、残りのふたりは119対109、117対111と大差で王者の防衛を支持していた。
 昨年8月、コーリー・スピンクス(米)を5回TKOに破って戴冠を果たした38歳のバンドレイジは、これが初防衛戦だった。戦績は36戦31勝(18KO)4敗1無効試合。敗れたパウエルは29戦26勝(15KO)3敗。