[電話取材]2020.5.7
野中悠樹「この時期にどれだけ練習できるか」
野中悠樹(渥美)
新型コロナウィルス拡大防止のため国内のボクシング興行がストップして2ヶ月が経過した。6月末まで試合は行われることはなく、緊急事態宣言発令後、自粛要請が出されてほとんどのジムが休館している。
国内男子最年長王者で、現在はWBOアジアパシフィック・ミドル級王者の野中悠樹(42=渥美)は、4月30日に電話取材に応じ「これまでも移籍の問題などで、ジムで練習できないことがあったので、絶望的な状況とは思わず自分で考えながら練習している」と落ち着いていた。
国内男子最年長王者で、現在はWBOアジアパシフィック・ミドル級王者の野中悠樹(42=渥美)は、4月30日に電話取材に応じ「これまでも移籍の問題などで、ジムで練習できないことがあったので、絶望的な状況とは思わず自分で考えながら練習している」と落ち着いていた。
電話取材
現在はジムが休館しているためジムワークはせず、人通りが少ない時間帯に川辺での走り込みと公園での筋力トレーニングを中心に調整している。自宅のある兵庫県尼崎市も出歩いている人は少ないという。
全世界が同じ状況
野中は、昨年11月に米国ニューヨークを拠点とするGCP社と3年契約し、今春には米国での試合が計画されていたというが、現在は白紙の状態だ。野中は「全世界が同じ状況ですべてのボクサーが同じなので仕方がない。この時期にどれだけ工夫してやれるかが大事。興行が再開した時にどれだけ差が開くか試されると思う」と常に前向きにとらえているようだ。
世界を目指す気持ちは変わらない
今年でデビュー20年目を迎える野中だが「常に上を目指している気持ちは変わらない」と、現在の厳しい状況でもボクシングに向き合う姿勢は、決してブレることはない。