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[コラム]2020.5.4

世界のトップと拳を交えた男の証言(福原辰弥編)

タイで世界挑戦した福原辰弥氏(30)
 2014年11月に王座を獲得して以来、約5年7ヶ月間防衛しているWBC(世界ボクシング評議会)ミニマム級王者のワンヘン・ミナヨーティン(34=タイ)。デビューから54連勝中の王者は最軽量級のミニマム級でも小柄だが、体幹の強さと堅実な試合運び、さらに判定に有利と言われている自国での試合で勝利を積み重ねてきた。
 この難攻不落の王者に挑んだのが、元WBO(世界ボクシング機構)同級王者の福原辰弥氏(本田フィットネス→引退)だ。2017年2月に熊本県のジム初の世界王者に輝いたが、同年8月に山中竜也(真正→引退)に敗れ初防衛に失敗すると、それからわずか3ヶ月後の11月にワンヘンに挑戦した。
 現在、福原氏は地元熊本の不動産会社に勤務し、多忙な毎日を送っている。