ボクシングモバイルニュース
[コラム]2020.5.2

世界のトップと拳を交えた男の証言(石田順裕編)

ゲンナジー・ゴロフキンvs石田順裕
 2010年に世界チャンピオンに就いてから、絶妙な距離感と抜群の破壊力でトップに君臨し続けるIBF(国際ボクシング連盟)ミドル級王者のゲンナジー・ゴロフキン(38=カザフスタン)。現在もパウンド・フォー・パウンド(仮に体重差がない状態で全階級を通じて誰が一番優れているかを競う)ランキングで名を連ねている。
 かつてこのゴロフキンと戦った日本人ボクサーが2人いる。一人は元日本・OPBF東洋太平洋同級王者の淵上誠氏(36)。そして元WBA(世界ボクシング協会)スーパーウェルター級王者の石田順裕氏だ。石田氏は2013年3月30日にモナコ・モンテカルロで挑戦。当時、WBA世界ミドル級王座を保持していたゴロフキンにとって、これが7度目の防衛戦だった。
 引退後、石田氏は大阪で寝屋川石田ボクシングジムの会長を務めている。