ボクシングモバイルニュース
[電話取材]2020.4.29

仲里周磨「沖縄でチャンピオンになる」

仲里周磨(23)
 新型コロナウィルス拡大防止のため、全国に外出自粛の要請が発令されて2週間が経過した。沖縄県では28日の時点で、141名の感染者が発表されている。県内のジムに所属する日本スーパーフェザー級11位の仲里周磨(23=ナカザト)に現在の状況や今後の抱負について聞いた。
一人で練習している
 現在、ジムが休館中のため、仲里はロードワークとジムに来て一人で自主練習を行っているという。「6月に試合が決まっていたが、延期になったのでモチベーションを落とさないようにしている」と話すと「出歩いている人も少ないし、観光地にも観光客はほとんどいないと聞いている」と沖縄県の現状を語った。
チャーミー(雌)と戯れる
 家で過ごす時間が増えたという仲里は、飼っている犬(オス)と猫(メス)と戯れて癒されている。「やはり犬と猫では仲良くはならないですね。犬の方がちょっかいをかけてよく追いかけているのを見ていると可愛いもんですよ」と電話越しでも笑みがこぼれてくる様子が伝わった。
熱い試合を見せたい
 父であり、会長の元OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王者の繁会長の試合映像はたまに見ているという。仲里は「自分は距離を取って戦うスタイルだが、上にいけば打ち合うこともあるので(父のように)熱い試合ができる選手になりたい」と語った。
沖縄を盛り上げる
 仲里は、2月に地元沖縄で粟田祐之(29=KG大和)に4回TKO勝ちし日本タイトル挑戦権を有する11位にランキングがアップした。OPBF東洋太平洋とWBOアジアパシフィックにもランクされており、初のタイトル挑戦に期待がかかる。仲里は「もっとランキングを上げたいが、(タイトル戦が)決まればいつでもやりたい。一番意識するのは日本王座」と今後の目標を掲げた。