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[海外試合結果]2020.2.8

WBA・KOドラッグ興行

W暫定王座決定戦
 中米パナマ・パナマシティのアレナ・ロベルト・デュランで7日(日本時間8日)に、WBA(世界ボクシング協会)主催のドラッグ撲滅キャンペーン興行『KOドラッグ大会』が開催された。
 メインイベントのWBA世界フライ級暫定王座決定戦では、元WBAスーパーフライ級王者ルイス・コンセプシオン(パナマ)vs同級4位のロベルト・バレラ(コロンビア)がセット。セミファイナルではWBA世界ライトフライ級暫定王座決定戦、同級1位ダニエル・マテヨン(パナマ)vs同級3位エリク・オマール・ロペス・ガルシア(メキシコ)が行われた。
コンセプションがTKOで2階級制覇達成
 地元パナマの声援を受け、攻撃的に出るコンセプションは2回終了間際、右アッパーで先制のダウンを奪う。その後はバレラもストレートを当てるなど対抗。終盤に入ると疲れをみせるもコンセプションはさらに強引に攻めていき迎えた11回、残り1分で痛烈なワンツーを決めてダウンを奪うと再開後、速攻をしかけたコンセプションがレフェリーストップを呼び込み試合終了。11回2分38秒TKO勝利でコンセプションが2階級制覇に成功した。
 コンセプションの戦績は47戦39勝(28KO)8敗、敗れたバレラは26戦23勝(13KO)3敗とした。
マテヨンが判定で世界初載冠
 初回から大振りの左フックで威嚇するロペスに対し、しっかりとガードを固めるマテヨンは2回にサウスポーへのスイッチも見せた。中盤もラフに攻めるガルシアに、丁寧に打ち分けるマテヨン。ボクシングをしっかりと組み立て優位に試合を進めるマテヨンが足も使いながら試合終了のゴング。判定は2-0(114-114、116-112、116-112)でマテヨンが空位のWBA世界ライトフライ級暫定王座を獲得した。
 世界初載冠を果たしたマテヨンの戦績は13戦11勝(6KO)2分。敗れたガルシアは20戦14勝(10KO)5敗1分となった。