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[出発会見]2020.2.2

井上尚弥がグアム島へGO!

井上がキャンプ地へ出発
 WBA(世界ボクシング協会)スーパー、IBF(国際ボクシング連盟)バンタム級王者の井上尚弥(26=大橋)が2日、グアム島で走り込み合宿を行うため日本を発った。4月25日(日本時間26日)に米国ネバダ州ラスベガスでWBO(世界ボクシング機構)同級王者のジョンリエル・カシメロ(29=比)と王座統一戦を行う井上は「カシメロはドネアより怖い相手」と気を引き締めた。
これからは第2章の戦い
 出発前に成田空港で取材に応じた井上は「ドネアはしっかりとボクシングを組み立ててくるが、カシメロは頭から突っ込んでくるし、怖さを恐れずに懐に入ってくる。何をしてくるかわからない野性的な勘を持っているので一瞬も気の抜けない相手」とWBO王者の強さを警戒。
 「パンチがある選手なので耐えられるように徹底的に走り込んでくる」と3日間の合宿で下半身強化と試合に向けてスイッチを入れに行く。
パヤノにタイプ似ている
 2018年10月にWBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)準々決勝で拳を交えた元WBA世界バンタム級スーパー王者のファン・カルロス・パヤノ(35=ドミニカ共和国)にタイプが似ていると語ると「初回で終わったが、(パヤノは)長引けばラフファイトを仕掛けてくる選手だったので、パヤノ戦のような気持ちに近い。乱打戦に巻き込まれないようにしたい」。
高村淳也フィジカルトレーナー
 合宿に同行する高村淳也フィジカルトレーナーは「暖かい場所の方が体が動かしやすいため」とグアム島にした理由を説明。「体作りと気持ちに刺激を与えるためにいつも以上にキツいメニューにする」とアップダウンの激しい山道を選んだという。
 井上真吾トレーナーは「カシメロは勢いのある相手だが、それを止められるのはナオ(尚弥)だと思う。警戒しているなら良いこと」とコメント。「今回はいつも以上に総合的にパワーアップさせていく」と走り込みのほかに筋力トレーニングも取り入れる予定だと明かした。井上は6日に帰国してから本格的なスパーリングに入る。