井上尚弥も通った道!
田口良一vs井上尚弥
WBAスーパー・IBF世界統一チャンピオン井上尚弥(26=大橋)の次戦の発表会見が行われた1月31日、日本ランキングが更新された。
井上が日本タイトルを獲得したのは2013年8月25日。当時の日本ライトフライ級チャンピオンで後にWBAスーパー・IBF統一世界王者となった田口良一氏にプロ4戦目で挑戦し、判定0-3で初戴冠を果たすと同年12月6日にOPBF東洋太平洋タイトルを獲得。2014年4月6日に当時のWBC世界ライトフライ級王者アドリアン・エルナンデス(メキシコ)から6ラウンド2分54秒TKOで世界王座奪取に成功した。
今では世界のボクシングファンが注目するまでに成長した日本が誇るモンスターも通った道。日本ランキングをチェックしよう!
まずはそのライトフライ級。1月20日にWBOアジアパシフィック王座を返上した冨田大樹(22=堺東ミツキ)が4位にランクイン。冨田は3月1日に前日本チャンピオン堀川謙一(39=三迫)とOPBF東洋太平洋王座決定戦で対決する。
昨年1月にミニマム級の日本王座を明け渡した小野心(37=ワタナベ)がフライ級に転級し9位にランクイン。フライ級の日本ランキングは24歳で王座に君臨するユーリ阿久井政悟(倉敷守安)を筆頭に20代が7名トップ10入りしている階級。経験豊富な小野の奮闘を期待する。
WBOアジアパシフィック・スーパーフライ級王者フローイラン・サルダール(30=比)に挑戦する福永亮次(33=角海老宝石)が日本ランキング11位にアップ。1月28日に中嶋一輝(26=大橋)と引き分けた堤聖也(24=角海老宝石)は13位に上げたがタイトル挑戦権圏内には入らなかった。
1月28日にライト級の日本ユースタイトルを獲得した湯場海樹(21=ワタナベ)が17位で初登場。徐々に注目を集め始めているこの階級の風雲児になることを期待する。
ミドル級の前OPBF東洋太平洋チャンピオンで1月18日に王座を明け渡した細川チャーリー忍(35=金子)は日本ランキング3位からの出直しとなった。
現役続行を表明したヘビー級の藤本京太郎(33=角海老宝石)が1位にカムバック。アジア地域と世界戦線への再浮上を目指す。
各階級の日本チャンピオンが指名試合を迎えるチャンピオンカーニバルの幕開けは2月1日のウェルター級戦。チャンピオン永野祐樹(30=帝拳)に世界挑戦の経験もある小原佳太(33=三迫)が挑む。