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[前日計量]2020.1.27

2冠王者を目指して再戦

左:奥田と右:谷山が再戦
 OPBF東洋太平洋・日本女子バンタム級王座決定戦の前日計量が27日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、OPBF・日本女子同級1位の奥田朋子(36=ミツキ)とOPBF・日本女子同級2位の谷山佳菜子(33=ワタナベ)が秤に乗った。
 両者は昨年9月に大阪で同王座を懸けて対戦したが、引き分けで決着がつかずダイレクトリマッチの運びとなった。
打ち合いにも対応できる
 300gアンダーの53.2kgで計量を終えた奥田は「年末年始を返上して多くの人に協力してもらい、怪我もなく順調に調整することができた」と感謝の言葉を口にし、仕上がりに手応えを感じていた。この試合に向けてOPBF東洋太平洋フェザー級王者の藤原芽子(38=真正)OPBF東洋太平洋&WBOアジアパシフィック・ライトフライ級王者の緒方汐音(31=寝屋川石田)との実戦練習を重ねコンディションは万全だ。
 奥田は「勝って関西にベルトを2本持ち帰り、大樹君に良い流れを作りたい」と同門で3月1日(日)に大阪・和泉シティプラザ・弥生の風ホールでOPBF東洋太平洋ライトフライ級王座決定戦に出場する冨田大樹(22)に勝利のバトンをつなぐことを約束した。
精神的にタフになった
 一方400gアンダーの53.1kgで計量をパスした谷山は「完全決着をつけたかったのですぐに試合をすることができてうれしい」と再戦を歓迎。「あの時(前戦)から時間が止まっているので勝って前に進みたい」と必勝宣言した。ベルトのことは意識しないと話すと「前回は勝ちたい気持ちが強すぎて空回りしてしまった。今回は虎のように冷静に戦う」と意気込みを語った。