[海外試合情報]2020.1.9
WBA世界フライ級戦線は2月に動く!
世界王者:アルテム・ダラキアン(ウクライナ)
WBA(世界ボクシング協会)フライ級戦線が慌ただしくなってきた。米国合宿中でWBA世界ランキング1位の中谷潤人(22=M・T)と絡む可能性の高いトップ戦線の試合を挙げると暫定王座決定戦と正規王者の防衛戦が2月7日と8日に続けて行われる。
メリンドをKOした中谷潤人(M・T)
WBA世界フライ級ランキングをおさらいしておこう。3人の日本人選手がトップ10入りしている。1位の中谷潤人が最上位で、その後に3位の山内涼太(24=角海老宝石)とライトフライ級から上げてきた7位の久田哲也(35=ハラダ)が名を連ねている。
久田哲也(ハラダ)
国籍別でチャンピオンと世界挑戦権を持つランカートップ15を見てみると10カ国の選手達が名を連ねている。
※日本(3)・コロンビア(2)・フィリピン(2)・米国(2)・ベネズエラ(2)・ウクライナ・タイ・パナマ・イタリア・英国(各1)
ルイス・コンセプション(パナマ)
2020年1月8日現在、この階級の正規王座に就いているのはアルテム・ダラキアン(32=ウクライナ)。2月8日に12位のホセバー・ペレス(24=ベネズエラ)を相手に4度目の防衛戦に臨む。
ロベルト・バレラ(コロンビア)
上記の通り、2月7日にはパナマでWBA恒例の暫定王座決定戦が行われる。リングに上がるのは6位のルイス・コンセプション(34=パナマ)と4位のロベルト・バレラ(27=コロンビア)。コンセプションは暫定王者として2016年8月に来日。元WBA世界スーパーフライ級正規王者だった河野公平氏に勝利し王座を統一した実力者。一方、バレラは2017年7月に当時WBA世界ライトフライ級正規王座に就いていた田口良一氏に挑むも敗れている。
山内涼太の次戦は2月14日
日本人選手の活躍を期待すると同時に軽量級のランキング表には珍しく10か国もの選手達が名を連ねているフライ級WBA戦線に注目したい。