[一夜明け会見]2020.1.1
田中恒成「昨日の俺を当たり前にする」
3度目の防衛に成功した田中
3度目の防衛に成功した世界最速タイの3階級制覇王者でWBO(世界ボクシング機構)フライ級王者の田中恒成(24=畑中)が1日、都内のジムで一夜明け会見を開いた。
大晦日に東京・大田区総合体育館で行われたトリプル世界戦で同級10位のウラン・トロハツ(26=中国)を3ラウンドにアッパーでノックアウトした田中は、スピードにこれまで以上のパワフルさが加わったスタイルでの快勝に、「短いラウンドだったが、良いところも悪いところも見えた試合で収穫があった」と喜び、「2020年は一皮むけた強さを身につけたい」と今年の抱負を語った。
大晦日に東京・大田区総合体育館で行われたトリプル世界戦で同級10位のウラン・トロハツ(26=中国)を3ラウンドにアッパーでノックアウトした田中は、スピードにこれまで以上のパワフルさが加わったスタイルでの快勝に、「短いラウンドだったが、良いところも悪いところも見えた試合で収穫があった」と喜び、「2020年は一皮むけた強さを身につけたい」と今年の抱負を語った。
被弾がほとんどない快勝
被弾がほとんどなく、キレイな顔で会見に臨んだ絶対王者は、「たくさんの応援団に来てもらい、気持ちよく試合ができた。ジャブのヒット率が悪かったが、ボディがフェイントとなりアッパーで決めることできたのは良かった。状況判断はしっかりできた」と試合を振り返った。
昨夜は飲み明かした畑中会長
畑中清詞会長は、「恒成は試合の前から良かったのでその通りになった」と称え、今後のことに関してはフライ級での統一戦、スーパーフライ級での4階級制覇を見据え、田中の父・斉トレーナーを含め、「じっくり3人で話したい。来月にでも方針を発表したい」と話した。
ゆっくりしている時間はない!
年越しは、兄で東京五輪出場を目指す亮明(26)夫妻と都内で過ごしたという田中は、「2019年はまだまだ弱いと感じることが多かった。誰にでも挑めるようになりたい。昨日と今までの俺とは違う。昨日の俺を当たり前にして、強い相手とやっていきたい」と誓い、「ゆっくりするまでもなく、早く次に向け準備をしたい」と精力的だった。