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[試合後談話]2019.12.28

日本ユース・フライ級戦は衝撃の結末

白石と鷲尾は初回から激しく打ち合った。
 日本ユース・フライ級王者の白石聖(23=井岡)が28日、大阪市内のエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第2競技場)で開催された「CHAMP FIGHT.10」の3試合目で鷲尾樹貴也(22=千里馬神戸)を挑戦者に迎えて初防衛戦に臨んだ。開始から白石がジャブを決め好スタートを切った。試合を決めたのは一瞬の判断。衝撃の結末は初回に訪れた。
初防衛に成功した白石
 試合は、チャンピオン白石の冷静な判断が衝撃のKOを生んだ。開始早々、鷲尾が思い切りの良い右オーバーを当てたのに対して白石は、冷静にジャブをボディに入れると1ラウンド中盤、鷲尾が大きく右を振ったところに左フックを合わせダウンを奪うと、鷲尾は立ち上がろうとしたが、足元が定まらずレフェリーが試合を止めた。
 
会心の勝利に笑顔をみせた白石
 試合後白石は、リング上で「ここはまだまだ通過点です、目指すは世界なのでここからまた練習を頑張ります」と決意を語った。続いて控室で「相手の右が大きかったので合わせられると思いました、ドンピシャでしたね」と試合中の冷静な判断があったことを明かした。
調子が良かったが故のKO決着! 鷲尾が悔し涙。
 一方、悔しいKO負けとなった鷲尾は、「調子が良かったので少し出たところで出会い頭でした。あそこで冷静でなかった自分が悪い」と肩を落とした。
 
KOパンチ