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[予備検診]2019.12.20

八重樫東「リーチの差が仇となる」

リーチ差11㎝!
 IBF(国際ボクシング連盟)フライ級王者のモルティ・ムザラネ(37=南アフリカ)と同級14位の八重樫東(36=大橋)が20日、都内のホテルで予備検診に臨んだ。検診の結果、ムザラネがリーチで11㎝上回ったことが判明。それを知った八重樫は「(リーチは)170cmくらいだと思っていた。ムザラネは違う種類の人間ですよ」と苦笑いを浮かべたが、「でも、きっとそれ(リーチの差)が仇となる」とニヤリと笑い、帰りのエレベーターに乗り込んだ。 
 試合は12月23日に横浜アリーナで行われ、当日午後7時からフジテレビ系列で全国生中継される。
相手のリーチは長いが気にしない
 この日、初めてムザラネと対面した八重樫は「物腰が柔らかくて良いファイター」と印象を語ると「リーチは思っていたより長いと思ったが、それも想定済み」とベテランらしく落ち着いたコメントを残した。
王座に返り咲く
 「久しぶりの世界戦で不安が半分、ワクワクが半分という気持ち。当日は覚悟を決めてリングに上がる」と約2年7ヶ月ぶりに戻ってきた大一番に胸を躍らせていた。これまで何度も大舞台を経験している八重樫は、世界戦独特の雰囲気を楽しんでいる余裕さえ感じられた。
月曜日が楽しみだ
 チャンピオンのムザラネは「リーチ差がこんなにあるとは思っていなかったが、それが試合を左右するとは思えない」と意に介さず。「このような行事(予備検診)は母国ではないのでエキサイティングな気分だ。集中力が高まっているのでリングに上がるのが楽しみ」と意気込んだ。
IBF世界フライ級タイトルマッチ
■検診結果
王者:モルティ・ムザラネ(南アフリカ)
身長:160.5cm
頸周:33.0cm
胸囲:87.0cm
リーチ:175.0cm
血圧:125/106mm/Hg
脈拍:57/min
体温:36.4℃

挑戦者:八重樫東(大橋)
身長:160.0cm
頸周:37.5cm
胸囲:91.5cm
リーチ:164.0cm
血圧:132/77mm/Hg
脈拍:49/min
体温:36.3℃