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[前日計量]2019.12.11

勅使河原弘晶「一方的に殴る」

左:勅使河原と右:川島が激突
 OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級タイトルマッチの前日計量が11日に日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、王者の勅使河原弘晶(29=輪島功一スポーツ)と同級15位の川島翔平(27=真正)が秤に乗った。試合は明日の12日に後楽園ホールで開催される「ダイヤモンドグローブ」のメインイベントでセットされている。
 
明日の試合が本当に楽しみ
 3度目の防衛戦に臨む勅使河原は100gアンダーの55.2kgでクリア。「体重の落ち方も練習量もこれまでで一番良い。怖いくらいに絶好調です」と調子の良さをアピールし、「相手の試合を見たが、華がなくパッとしない印象。明日は一方的に殴ってKOする」と自信たっぷりに言い放った。
格の違いを見せる
 7日(日本時間8日)に米国・ニューヨークで行われたIBF世界同級暫定王座決定戦を動画で見たという勅使河原は、「まずは目の前の試合を勝つことが前提だが、岩佐さん(岩佐亮佑=セレス)が勝って日本に世界のベルトが来たので、自分へのチャンスも回ってきやすくなる。明日は世界へ突き進むための試合だと思っている」とアジアナンバーワンを証明する。
 毎回、趣向を凝らした入場でファンを楽しませている勅使河原は今回もコスチュームを用意していることを明かし「(ヒントは)流行を取り入れたトレンドものです」と含みを持たせた。
得意のジャブで勝機を見出す
 一方、今回が3度目のタイトル挑戦の川島はリミットちょうどの55.3kgでパス。「日本でタイトルマッチをするのは初めてだが、ベルトを獲るならここだと思う」と必勝宣言。現在8連勝中のチャンピオンに対し「気持ちが強くて勢いがあるので、空転させてイラつかせる。東京の人は自分が負けると思っていると思うが、ひっくり返す」とジャイアントキリングに自信を示した。