[女子国内選考会]2019.12.8
フライ級は並木月海!
フライ級代表 並木月海
オリンピックアジアオセアニア予選及び世界予選女子日本代表決定戦が8日、都内の東洋大学で行われた。この日行われた決定戦は来年開催される東京五輪の切符をつかむための国内最終予選。関係者と50名以上の報道陣が見守る中、フライ級、フェザー級、ライト級の代表選考3試合が行われた。
公開採点表
フライ級の代表決定戦は河野沙㮈([有]渡辺溶接所)と並木月海(自衛隊体育学校)の間で行われた。身長差で上回る河野は前後のフットワークを駆使して相手を中に入れないように中間距離から上下のワンツーで先制するが、対する並木は前後のフットワークだけではなく、前後左右に忙しく動きながら、右ストレートを効果的に当てポイントを奪った。お互い揉み合いからの膠着状態が続くが、サウスポー同士の身体の入れ替えから、右のボディアッパーが度々ヒットを重ね、ポイントを稼いだ。河野も手数と強気の攻めで終盤巻き返しを図るが逆転には届かなかった。
自力出場へ向けて期待が高まる!
日本代表に選ばれた並木は「満足いく試合内容ではなかったですが、今日は勝つことに意味があったので良かったです。接近戦での有効だったボディパンチは、全日本選手権を見る限り、相手は接近戦が多かったので、(試合前に)想定して練習をしていたパンチだったので、出せて良かったです。(開催国枠に頼らず)自力で予選を勝ち抜いてオリンピックに出場するよう、これからも頑張ります」と最終予選に向けて意気込みを語った。
来年2月、中国で五輪切符を取る!
本来の並木は、続けてパンチが出る選手。選考試合では、河野が接近戦で並木のボクシングを崩しに掛かって来たのに対応して勝利つなげたが、出入りからのスピード溢れるパンチのコンビネーションが並木の持ち味。アジア大会では自分のボクシングを磨いて代表枠を勝ち取って欲しい。