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[ニュース]2019.11.26

トップランク社と契約の平岡アンディが渡米

父・ジャスティストレーナーと渡米
 IBF(国際ボクシング連盟)スーパーライト級14位、前日本ユース同級王者の平岡アンディ(23=大橋)が11月30日(日本時間12月1日)、ネバダ州ラスベガス・コスモポリタンで行われる米国デビュー戦に向け24日に日本を発った。
 今年7月の近藤明広(一力)戦で世界ランク入りを果たした平岡は今回、米プロモート大手のトップランク社と契約を結び、念願の海外進出が決定。元WBO(世界ボクシング機構)フェザー級王者オスカル・バルデス(メキシコ)がメインに立つリングで、13勝(5KO)8敗をマークするロヘリオ・カサレス(28=米)を相手にスーパーライト級8回戦に臨む。
試合を楽しみにしている
 26日、大橋ジムは平岡とトップランク社との契約を正式発表するとともに、平岡と大橋秀行会長のコメントを伝えた。

■平岡アンディ
「素晴らしいプロモート会社とこんなに早く契約できるとは思っていなかったです。今まで以上に気持ちを引き締めたいです。米国デビュー戦もラスベガスと大橋会長から聞いた時、叫びたいぐらいうれしかったです。以前、ラスベガスに滞在してスパーリングした経験もありますし、100%以上の力が出せそうです。今はすごく試合を楽しみにしていますので、応援よろしくお願いいたします」。

■大橋秀行会長
「7月ぐらいにトップランク社から契約の話が届きました。アンディには日本人にはないタイミング、バネの効いたパンチングがあります。またTBS系列で放送された『さんまのスーパーからくりテレビ』にもアンディ君として登場し、当時は弱気な設定でしたが今は強気なボクサーになりました。アンディについて米国内ではバスケットボール八村塁選手、女子テニス大坂なおみ選手のようなユニコーンと報道されていますし、私は本当にそのような存在になってほしいと思っています」。
7月に近藤を破り世界ランク入り
 日本人選手とトップランク社の契約は、WBA(世界ボクシング協会)ミドル級王者の村田諒太(帝拳)、前WBO世界スーパーフェザー級王者の伊藤雅雪(横浜光)、元WBOアジアパシフィック・スーパーライト級王者の岡田博喜(角海老宝石)、そして今月7日にWBSS(ワールドボクシング・スーパーシリーズ)バンタム級を制したWBA・IBF統一王者の井上尚弥(26=大橋)に続き5例目となるが、日本・地域王座獲得などの実績を持たない選手との契約は異例と言え、14戦全勝(9KO)と無敗を誇る平岡の将来性が買われた形だ。