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[全日本選手権]2019.11.25

男子の東京五輪挑戦者が決定

ベルトを掲げて喜ぶ最優秀賞の岡澤セオン
 鹿児島県の阿久根市総合体育館では今月20日から第89回全日本ボクシング選手権が開幕し、最終日の24日に全8階級(49kg・52kg・57kg・63kg・69kg・75kg・81kg)の決勝戦が行われた。この大会は2020年東京五輪の予選代表や開催国枠の候補を選考することも兼ねており、例年とは異なる緊張感と盛りあがりを示した。
技術賞の堤駿斗と敢闘賞の森脇唯人
 東京五輪で実施される階級で優勝したのは52kg級・田中亮明(中京高校教員)、57kg級・堤駿斗(東洋大学)、63kg級・成松大介(自衛隊体育学校)、75kg級・森脇唯人(自衛隊体育学校)、81kg級・梅村錬(拓殖大学)。この他に今大会ではこれまで実施されてきた49kg級と60kg級も実施され、前者では川谷剛史 (東洋大学)、後者では西山潮音(駒澤大学)が優勝した。
弟・田中恒成と妻(左)の前で勝利した田中亮明(右)
 五輪階級の優勝選手は来年2月に中国の武漢で行われるアジア・オセアニア予選、5月に行われるフランスのパリで行われる世界最終予選への出場権を獲得した。なお、日本には男子4・女子2の開催国枠が保障されている。
五輪連続出場を狙う優秀賞の成松大介