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[試合後会見]2019.11.15

栗原慶太があの男の名前を挙げた!

スリリングな展開を制したのは?
 OPBF東洋太平洋バンタム級王者の栗原慶太(26=一力)が15日、後楽園ホールで開催された「A-sign.Bee.24」のメインイベントに出場。54.0kg契約8回戦でIBF(国際ボクシング連盟)同級4位のスックプラサード・ポンピタック(31=タイ)と対戦した。世界トップ戦線に食い込みたい栗原の仕上がりに注目が集まった――。
栗原が痛烈なノックアウト勝ち
 初回、栗原はジャブで距離を測りながらワンツーを繰り出すが、打ち気にはやり、スックプラサードの右フックを浴びてやや不安な立ち上がりを見せた。しかし、2回にジャブからワンツーを好打してリズムを作ると、カウンターの左フックを決めて先制のダウンを演出。立ち上がったところにパンチをまとめてストップに持ち込んだ。
これで満足していてはいけない
 強打を爆発させた栗原は、「左を突いて足を使って距離でパンチを外したかったが、成長が見られない試合で申し訳ない」とまずは反省の弁を述べたが、「練習していた左フックで倒せたことは良かった」と手応えを口にした。
SNSで公募したニックネームは"スラッガー"に決定!
 世界上位ランカーを撃破し、IBFランキングの上昇に期待がかかる栗原は、「チャンピオンの井上尚弥選手は日本史上最強の選手。機会があればスパーリングをしてみたい」と語ると、「日本で名の知れた選手と戦いたい。自分がどこまで通用するか試したい」とし、9月にライセンス無期限停止が解除された、元WBC世界フライ級王者で現在はWBC世界バンタム級7位にランクされる比嘉大吾(白井・具志堅)の名前を挙げた。
調子が良かっただけに悔しい
 一方、痛烈なKO負けを喫したスックプラサードは控室に戻ると号泣。しばらくして落ち着くと取材に応じ、「初回に手応えを感じていただけに本当に悔しい。何のパンチをもらって倒れたかわからなかったが、あとで動画を見て左フックだと分かった。負けたのは自分のミス…」と肩を落とした。