[海外ファイト]2019.11.10
11月後半の海外注目ファイト
再び激闘か ワイルダー対オルティスⅡ
■11月23日 ラスベガス(米国ネバダ州)
WBC世界ヘビー級タイトルマッチ
デオンタイ・ワイルダー(米)vsルイス・オルティス(キューバ)
WBA世界Sフェザー級スーパー王座決定戦
レオ・サンタ・クルス(メキシコ)vsミゲール・フローレス(メキシコ/米)
WBC世界バンタム級挑戦者決定戦
ルイス・ネリ(メキシコ)vsエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)
WBA暫定世界Sバンタム級タイトルマッチ
ブランドン・フィゲロア(米)vsフリオ・セハ(メキシコ)
■11月23日 インディオ(米国カリフォルニア州)
WBA世界Sフェザー級タイトルマッチ
アンドリュー・カンシオ(米)vsレネ・アルバラード(ニカラグア)
WBA世界フェザー級タイトルマッチ
シュー・ツァン(中国)vsマニー・ロブレス(米国)
■11月30日 モンテカルロ(モナコ)
WBA世界ウェルター級王座決定戦
アレクサンダー・ベスプーチン(露)vsラジャブ・ブタエフ(露)
ヘビー級10回戦
ツァン・チレイ(中国)vsセルゲイ・クズミン(露)
■11月30日 バーミンガム(英国)
WBO内世界バンタム級王座統一戦
ゾラニ・テテ(南ア)vsジョンリエル・カシメロ(比)
■11月30日 ラスベガス(米国ネバダ州)
Sフェザー級10回戦
オスカル・バルデス(メキシコ)vsアンドレ・グティエレス(メキシコ)
Sフェザー級10回戦
カール・フランプトン(英)vsタイラー・マクレアリー(米)
WBO世界Sウェルター級挑戦者決定戦
カルロス・アダメス(ドミニカ共和国)vsパトリック・テイシェイラ(ブラジル)
※選手の負傷などにより試合が中止、あるいはカードが変更になる場合あり※日時は現地時間
WBC世界ヘビー級タイトルマッチ
デオンタイ・ワイルダー(米)vsルイス・オルティス(キューバ)
WBA世界Sフェザー級スーパー王座決定戦
レオ・サンタ・クルス(メキシコ)vsミゲール・フローレス(メキシコ/米)
WBC世界バンタム級挑戦者決定戦
ルイス・ネリ(メキシコ)vsエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)
WBA暫定世界Sバンタム級タイトルマッチ
ブランドン・フィゲロア(米)vsフリオ・セハ(メキシコ)
■11月23日 インディオ(米国カリフォルニア州)
WBA世界Sフェザー級タイトルマッチ
アンドリュー・カンシオ(米)vsレネ・アルバラード(ニカラグア)
WBA世界フェザー級タイトルマッチ
シュー・ツァン(中国)vsマニー・ロブレス(米国)
■11月30日 モンテカルロ(モナコ)
WBA世界ウェルター級王座決定戦
アレクサンダー・ベスプーチン(露)vsラジャブ・ブタエフ(露)
ヘビー級10回戦
ツァン・チレイ(中国)vsセルゲイ・クズミン(露)
■11月30日 バーミンガム(英国)
WBO内世界バンタム級王座統一戦
ゾラニ・テテ(南ア)vsジョンリエル・カシメロ(比)
■11月30日 ラスベガス(米国ネバダ州)
Sフェザー級10回戦
オスカル・バルデス(メキシコ)vsアンドレ・グティエレス(メキシコ)
Sフェザー級10回戦
カール・フランプトン(英)vsタイラー・マクレアリー(米)
WBO世界Sウェルター級挑戦者決定戦
カルロス・アダメス(ドミニカ共和国)vsパトリック・テイシェイラ(ブラジル)
※選手の負傷などにより試合が中止、あるいはカードが変更になる場合あり※日時は現地時間
初戦はワイルダーが10回TKO勝ち
■11月23日 ラスベガス(米国ネバダ州)
WBC世界ヘビー級タイトルマッチ
デオンタイ・ワイルダー(米)vsルイス・オルティス(キューバ)
11月23日(日本時間24日)、米国ネバダ州ラスベガスではデオンタイ・ワイルダー(34=米国 42戦41勝40KO1分)対ルイス・オルティス(40=キューバ 34戦31勝26KO1敗2無効試合)のWBC世界ヘビー級タイトルマッチが行われる。両者は昨年3月、今回と同じ立場で拳を交え、観客を総立ちにさせるほどのエキサイティングな試合のすえワイルダーが10回TKO勝ちを収めている。それから2度の防衛を重ねたワイルダーにとっては10度目の防衛戦となる。
ワイルダーは戦績が物語るとおりのスラッガーで、特に右ストレートの破壊力は凄まじいものがある。V9戦では五輪戦士のドミニク・ブリージール(34=米国)のガードを割って得意の右を一閃。
この一撃で身長201センチ、体重115キロの大男は激しくキャンバスに叩きつけられたものだ。ワイルダー自身も身長は201センチあるが、体重はプロ転向後は一度も230ポンド(約104キロ)に届いたことがなく、ルイスとの初戦やタイソン・フューリー(31=英国)とのV8戦は96~97キロで戦っている。それでも体負けしないのはスピードがあるからだろう。
雪辱と戴冠を狙うルイスは身長193センチ、リーチ198センチ、体重108キロ前後のサウスポーで、スピード、スキル、パワー、耐久力、経験などバランスのとれた戦力を備えている。ワイルダーとの初戦では5回にダウンを喫したものの7回には王者をKO寸前に追い込むなど見せ場をつくった。詰めきれずに息切れしたのは年齢のせいか。その後はコンスタントにリングに上がり3連勝(2KO)を収めている。
ともに手の内は知っており、偵察抜きに序盤からハイペースでやり合う可能性がある。ワイルダーのスピードと右ストレートにアドバンテージがあるが、オルティスも右フックやカウンターの左を狙うはずで、早々からスリリングな展開になりそうだ。オッズは9対2でワイルダー有利と出ている。
WBC世界ヘビー級タイトルマッチ
デオンタイ・ワイルダー(米)vsルイス・オルティス(キューバ)
11月23日(日本時間24日)、米国ネバダ州ラスベガスではデオンタイ・ワイルダー(34=米国 42戦41勝40KO1分)対ルイス・オルティス(40=キューバ 34戦31勝26KO1敗2無効試合)のWBC世界ヘビー級タイトルマッチが行われる。両者は昨年3月、今回と同じ立場で拳を交え、観客を総立ちにさせるほどのエキサイティングな試合のすえワイルダーが10回TKO勝ちを収めている。それから2度の防衛を重ねたワイルダーにとっては10度目の防衛戦となる。
ワイルダーは戦績が物語るとおりのスラッガーで、特に右ストレートの破壊力は凄まじいものがある。V9戦では五輪戦士のドミニク・ブリージール(34=米国)のガードを割って得意の右を一閃。
この一撃で身長201センチ、体重115キロの大男は激しくキャンバスに叩きつけられたものだ。ワイルダー自身も身長は201センチあるが、体重はプロ転向後は一度も230ポンド(約104キロ)に届いたことがなく、ルイスとの初戦やタイソン・フューリー(31=英国)とのV8戦は96~97キロで戦っている。それでも体負けしないのはスピードがあるからだろう。
雪辱と戴冠を狙うルイスは身長193センチ、リーチ198センチ、体重108キロ前後のサウスポーで、スピード、スキル、パワー、耐久力、経験などバランスのとれた戦力を備えている。ワイルダーとの初戦では5回にダウンを喫したものの7回には王者をKO寸前に追い込むなど見せ場をつくった。詰めきれずに息切れしたのは年齢のせいか。その後はコンスタントにリングに上がり3連勝(2KO)を収めている。
ともに手の内は知っており、偵察抜きに序盤からハイペースでやり合う可能性がある。ワイルダーのスピードと右ストレートにアドバンテージがあるが、オルティスも右フックやカウンターの左を狙うはずで、早々からスリリングな展開になりそうだ。オッズは9対2でワイルダー有利と出ている。
ネリ対ロドリゲス WBCバンタム級挑戦者決定戦
■11月23日 ラスベガス(米国ネバダ州)
WBC世界バンタム級挑戦者決定戦
ルイス・ネリ(メキシコ)vsエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)
セミ格ではレオ・サンタ・クルス(31=メキシコ 38戦36勝19KO1敗1分)が登場、ミゲール・フローレス(27=メキシコ/米国 26戦24勝12KO2敗)とWBA世界Sフェザー級のスーパー王座決定戦を行うことになっている。サンタ・クルスが勝てば4階級制覇となるが、相手のフローレスは世界的な実績が皆無のうえ9月1日付のランキングで突然2位に入ってきた選手。サンタ・クルスが楽々と4つ目の王座を手にしそうだ。
それ以上に興味深いのがルイス・ネリ(24=メキシコ 30戦全勝24KO)対エマヌエル・ロドリゲス(27=プエルトリコ 20戦19勝12KO1敗)のWBC世界バンタム級挑戦者決定戦だ。
今年5月、「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)」のバンタム級準決勝で井上尚弥(26=大橋)に2回KO負けを喫してIBF王座を失ったロドリゲスは、10月26日に元WBA王者のラウシー・ウォーレン(32=米国)と再起をかけてWBCの挑戦者決定戦に臨む予定だった。しかし、ウォーレンがトレーニング中に負傷したため中止に。一方のネリはワイルダー対オルティスの前座に出場することは決まっていたものの対戦相手が決まらない状況だった。そこにウォーレン戦が宙に浮いたロドリゲスとの試合がはまったかたちとなったわけだ。
サウスポーのネリは鋭く踏み込んでチャンスをつくり、相手の綻びにつけ込んで回転の速い連打を叩き込む攻撃型の選手。いつもはパンチの連携の速さを重視している印象だが、一発の破壊力も十分にある。
ロドリゲスは井上には敗れたものの総合力の高い選手だ。全体的なパワーという点ではネリに一歩譲るが、スピードやスキルなどを備えており大きな穴は見当たらない。英国での井上戦では結果はついてこなかったが、経験値は大きくアップしたはずだ。
両者がベストのコンディションをつくるという前提で考えれば、戦力は互角といえる。米国での試合はネリが2度、ロドリゲスも3度経験済みで、開催地のプラスとマイナスはないとみていいだろう。
サウスポーのネリが飛び込む機会をうかがい、ロドリゲスが迎え撃つ展開が予想される。初回からピリピリした緊張感溢れる試合になりそうだ。どちらかミスを犯した方がキャンバスに這いつくばることになるだろう。
WBC世界バンタム級挑戦者決定戦
ルイス・ネリ(メキシコ)vsエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)
セミ格ではレオ・サンタ・クルス(31=メキシコ 38戦36勝19KO1敗1分)が登場、ミゲール・フローレス(27=メキシコ/米国 26戦24勝12KO2敗)とWBA世界Sフェザー級のスーパー王座決定戦を行うことになっている。サンタ・クルスが勝てば4階級制覇となるが、相手のフローレスは世界的な実績が皆無のうえ9月1日付のランキングで突然2位に入ってきた選手。サンタ・クルスが楽々と4つ目の王座を手にしそうだ。
それ以上に興味深いのがルイス・ネリ(24=メキシコ 30戦全勝24KO)対エマヌエル・ロドリゲス(27=プエルトリコ 20戦19勝12KO1敗)のWBC世界バンタム級挑戦者決定戦だ。
今年5月、「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)」のバンタム級準決勝で井上尚弥(26=大橋)に2回KO負けを喫してIBF王座を失ったロドリゲスは、10月26日に元WBA王者のラウシー・ウォーレン(32=米国)と再起をかけてWBCの挑戦者決定戦に臨む予定だった。しかし、ウォーレンがトレーニング中に負傷したため中止に。一方のネリはワイルダー対オルティスの前座に出場することは決まっていたものの対戦相手が決まらない状況だった。そこにウォーレン戦が宙に浮いたロドリゲスとの試合がはまったかたちとなったわけだ。
サウスポーのネリは鋭く踏み込んでチャンスをつくり、相手の綻びにつけ込んで回転の速い連打を叩き込む攻撃型の選手。いつもはパンチの連携の速さを重視している印象だが、一発の破壊力も十分にある。
ロドリゲスは井上には敗れたものの総合力の高い選手だ。全体的なパワーという点ではネリに一歩譲るが、スピードやスキルなどを備えており大きな穴は見当たらない。英国での井上戦では結果はついてこなかったが、経験値は大きくアップしたはずだ。
両者がベストのコンディションをつくるという前提で考えれば、戦力は互角といえる。米国での試合はネリが2度、ロドリゲスも3度経験済みで、開催地のプラスとマイナスはないとみていいだろう。
サウスポーのネリが飛び込む機会をうかがい、ロドリゲスが迎え撃つ展開が予想される。初回からピリピリした緊張感溢れる試合になりそうだ。どちらかミスを犯した方がキャンバスに這いつくばることになるだろう。
WBAのSフェザー級戦は4年ぶりのリマッチ
■11月23日 インディオ(米国カリフォルニア州)
WBA世界Sフェザー級タイトルマッチ
アンドリュー・カンシオ(米)vsレネ・アルバラード(ニカラグア)
11月23日(日本時間24日)には米国カリフォルニア州インディオでもダブル世界戦が行われる。メインではWBAのSフェザー級タイトルマッチでは王者のアンドリュー・カンシオ(31歳=米国 27戦21勝16KO4敗2分)が1位のレネ・アルバラード(30=ニカラグア 39戦31勝20KO8敗)を迎え撃つ。この両者は15年12月、今回と同じインディオで対戦してカンシオが8回KO勝ちを収めている。その後、ふたりとも挫折を経験しながらも現在の地位に辿り着いた。ともに角度のある左右フックで攻め込む攻撃型で、ラフな面がある。さらに粘り強く戦うところも似ている。アルベルト・マチャド(27=プエルトリコ)から王座を奪った試合と再戦(初防衛)を含めカンシオが4連勝(3KO)、アルバラードが7連勝(4KO)と勢いがある点も共通している。相手の手の内も分かっており、序盤から激しいパンチの交換なる可能性が高い。マチャドとの連戦で自信を増しているカンシオが有利だが、アルバラードにも十分にチャンスがありそうだ。
ダブルメインとしてシュー・ツァン(25=中国 19戦17勝3KO2敗)対マニー・ロブレス(25=米国 18戦全勝8KO)のWBA世界フェザー級タイトルマッチが組まれている。175センチの長身からゴリゴリと押し込んで連打を叩きつける攻撃型のシューに対し、ロブレスは洗練されたボクシングを展開する技巧派だけに、まずは主導権争いが注目される。地元のロブレスのタイミングのいい左フックや右ストレートは要注意だが、直近の5勝で3KOをマークしているシューがやや有利か。
WBA世界Sフェザー級タイトルマッチ
アンドリュー・カンシオ(米)vsレネ・アルバラード(ニカラグア)
11月23日(日本時間24日)には米国カリフォルニア州インディオでもダブル世界戦が行われる。メインではWBAのSフェザー級タイトルマッチでは王者のアンドリュー・カンシオ(31歳=米国 27戦21勝16KO4敗2分)が1位のレネ・アルバラード(30=ニカラグア 39戦31勝20KO8敗)を迎え撃つ。この両者は15年12月、今回と同じインディオで対戦してカンシオが8回KO勝ちを収めている。その後、ふたりとも挫折を経験しながらも現在の地位に辿り着いた。ともに角度のある左右フックで攻め込む攻撃型で、ラフな面がある。さらに粘り強く戦うところも似ている。アルベルト・マチャド(27=プエルトリコ)から王座を奪った試合と再戦(初防衛)を含めカンシオが4連勝(3KO)、アルバラードが7連勝(4KO)と勢いがある点も共通している。相手の手の内も分かっており、序盤から激しいパンチの交換なる可能性が高い。マチャドとの連戦で自信を増しているカンシオが有利だが、アルバラードにも十分にチャンスがありそうだ。
ダブルメインとしてシュー・ツァン(25=中国 19戦17勝3KO2敗)対マニー・ロブレス(25=米国 18戦全勝8KO)のWBA世界フェザー級タイトルマッチが組まれている。175センチの長身からゴリゴリと押し込んで連打を叩きつける攻撃型のシューに対し、ロブレスは洗練されたボクシングを展開する技巧派だけに、まずは主導権争いが注目される。地元のロブレスのタイミングのいい左フックや右ストレートは要注意だが、直近の5勝で3KOをマークしているシューがやや有利か。
テテ対カシメロ WBO団体内統一戦にも注目
■11月30日 バーミンガム(英国)
WBO内世界バンタム級王座統一戦
ゾラニ・テテ(南ア)vsジョンリエル・カシメロ(比)
バンタム級トップ戦線は風雲急を告げる状況だが、そんななかWBO王者のゾラニ・テテ(31=南ア 31戦28勝21KO3敗)と暫定王者のジョンリエル・カシメロ(30=32戦28勝19KO4敗)が団体内統一戦を行う。試合は11月30日、英国バーミンガムで開催される。もともとテテは4月に「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)」の準決勝でノニト・ドネア(36=比)と戦う予定だったが直前になって右肩を故障、試合3日前にキャンセルした。これと前後して行われた暫定王座決定戦で勝って戴冠を果たしたのがカシメロというわけだ。今回の団体内統一戦については興行権入札が行われ、テテ陣営が30万ドル(約3240万円)で落札した。規定に従ってテテが75パーセントに当たる22万5000ドル(約2430万円)、カシメロが残りの25パーセント(約810万円)を受け取ることになる。
175センチの長身サウスポーのテテと、身長163センチと小柄なカシメロという組み合わせだけに、序盤から距離を巡る攻防が展開されそうだ。テテは昨年10月以来のリングとなるが、調整さえ問題なければ有利な立場といえる。ただし、テテの打たれ脆さとカシメロのパンチ力を考えると番狂わせが起こる可能性も決して低くはないように思える。
WBO内世界バンタム級王座統一戦
ゾラニ・テテ(南ア)vsジョンリエル・カシメロ(比)
バンタム級トップ戦線は風雲急を告げる状況だが、そんななかWBO王者のゾラニ・テテ(31=南ア 31戦28勝21KO3敗)と暫定王者のジョンリエル・カシメロ(30=32戦28勝19KO4敗)が団体内統一戦を行う。試合は11月30日、英国バーミンガムで開催される。もともとテテは4月に「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)」の準決勝でノニト・ドネア(36=比)と戦う予定だったが直前になって右肩を故障、試合3日前にキャンセルした。これと前後して行われた暫定王座決定戦で勝って戴冠を果たしたのがカシメロというわけだ。今回の団体内統一戦については興行権入札が行われ、テテ陣営が30万ドル(約3240万円)で落札した。規定に従ってテテが75パーセントに当たる22万5000ドル(約2430万円)、カシメロが残りの25パーセント(約810万円)を受け取ることになる。
175センチの長身サウスポーのテテと、身長163センチと小柄なカシメロという組み合わせだけに、序盤から距離を巡る攻防が展開されそうだ。テテは昨年10月以来のリングとなるが、調整さえ問題なければ有利な立場といえる。ただし、テテの打たれ脆さとカシメロのパンチ力を考えると番狂わせが起こる可能性も決して低くはないように思える。
バルデスとフランプトンがSフェザー級で競演
■11月30日 ラスベガス(米国ネバダ州)
Sフェザー級10回戦
オスカル・バルデス(メキシコ)vsアンドレ・グティエレス(メキシコ)
Sフェザー級10回戦
カール・フランプトン(英)vsタイラー・マクレアリー(米)
11月30日(日本時間12月1日)、米国ネバダ州ラスベガスでは前WBO世界フェザー級王者のオスカル・バルデス(28=26戦全勝20KO)と、元2階級制覇王者のカール・フランプトン(32=英国 28戦26勝15KO2敗)が競演する。ともにSフェザー級10回戦に出場するが、バルデスはWBC7位にランクされるアンドレ・グティエレス(26=メキシコ 41戦38勝25KO2敗1分)と、フランプトンはタイラー・マクレアリー(26=米国 17戦16勝7KO1分)と対戦する。
バルデスはWBO世界フェザー級王座を3年間に6度防衛したあと、この夏にベルトを返上して転級した。パワーを前面に出したパワーヒッターだが、Sフェザー級ではややサイズ不足か。今回のグティエレス戦は無難にクリアしそうだが、新しい階級に馴染むまで時間がかかる可能性がある。
同じことはフランプトンにもいえる。こちらも身長は165センチと小柄で、フェザー級でも体格のハンデが感じられたほどだ。テクニックでどれだけカバーできるか。今回の相手、マクレアリーは初10回戦となるが、アマチュアで102戦87勝(46KO)15敗の戦績を残しており、身長も175センチと大きい。フランプトンにとっては楽観視できない相手といえる。
Sフェザー級10回戦
オスカル・バルデス(メキシコ)vsアンドレ・グティエレス(メキシコ)
Sフェザー級10回戦
カール・フランプトン(英)vsタイラー・マクレアリー(米)
11月30日(日本時間12月1日)、米国ネバダ州ラスベガスでは前WBO世界フェザー級王者のオスカル・バルデス(28=26戦全勝20KO)と、元2階級制覇王者のカール・フランプトン(32=英国 28戦26勝15KO2敗)が競演する。ともにSフェザー級10回戦に出場するが、バルデスはWBC7位にランクされるアンドレ・グティエレス(26=メキシコ 41戦38勝25KO2敗1分)と、フランプトンはタイラー・マクレアリー(26=米国 17戦16勝7KO1分)と対戦する。
バルデスはWBO世界フェザー級王座を3年間に6度防衛したあと、この夏にベルトを返上して転級した。パワーを前面に出したパワーヒッターだが、Sフェザー級ではややサイズ不足か。今回のグティエレス戦は無難にクリアしそうだが、新しい階級に馴染むまで時間がかかる可能性がある。
同じことはフランプトンにもいえる。こちらも身長は165センチと小柄で、フェザー級でも体格のハンデが感じられたほどだ。テクニックでどれだけカバーできるか。今回の相手、マクレアリーは初10回戦となるが、アマチュアで102戦87勝(46KO)15敗の戦績を残しており、身長も175センチと大きい。フランプトンにとっては楽観視できない相手といえる。