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[記者会見]2019.11.5

井上拓真「しっかり勝って兄に繋げる」

ダブル世界戦のセミは井上vsウバーリ
 WBC(世界ボクシング協会)バンタム級暫定王者の井上拓真(23=大橋)と正規王者ノルディ・ウバーリ(33=仏)が王座統一戦を2日後に控えた5日、都内のホテルで記者会見を開いた。
 試合は7日(木)にさいたまスーパーアリーナで開催される「FUJI BOXINGダブル世界戦」のセミファイナルで行われ、井上の兄・尚弥のWBSSバンタム級決勝とともに当日午後7時57分からフジテレビ系列で全国生中継、WOWOWでは11月9日(土)午後9時から録画放送される。
正規王者は無敗対決にも自信のコメント
 今回が2度目の防衛戦となるアマチュア出身、16戦全勝(12KO)のウバーリは、「WBCでナンバーワンだと改めて証明したい。タクマはこれまで私のような強いボクサーを相手にしていない。勝つのは自分」と自信のコメント。
多くの報道陣が詰めかけた
 続けて「バンタムも最近はKO率が高くなり、レベルの高い階級になってきた。この国のファンにボクシングの素晴らしさを伝え、私も試合を楽しみたい」と、時折笑みを浮かべながら落ち着いた様子で話した。
サウスポー対策は万全
 一方、昨年12月の決定戦でペッチCPフレッシュマート(タイ)を判定で破り暫定王座を獲得した13戦全勝(3KO)の井上は、「いかに自分のボクシングを出せるかがカギ。試行錯誤しながら練習(サウスポー対策)をしてきたので、今は自信しかない」とこちらも自信たっぷりに話し、「初の兄弟ダブル世界戦、しっかりと勝って兄にバトンを渡したい」と勝利を誓った。
兄弟揃っての世界は初
 また、息子二人を世界戦のリングに上げる真吾トレーナーは、現在の心境を問われ、「二人とも充実した練習ができた。楽しみしかない」と期待を寄せた。
決戦まであと2日
■オフィシャル
レフェリー/レン・コアヴィスト(カナダ)
ジャッジ/ジュンバエ・リム(韓国)、アレハンドロ・ローチン(メキシコ)、デビッド・サザーランド(米)
スーパーバイザー/ミゲル・アンヘル・デパブロス(スペイン)