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[海外前日計量]2019.10.26

世界初挑戦の俊英スティーブンソンが前日計量

世界初挑戦の俊英スティーブンソンが前日計量
 米国・ネバダ州リノのリノ・スパークス・コンベンション・センターで26日(日本時間27日)注目のWBO(世界ボクシング機構)フェザー級王座決定戦が開催される。WBO(世界ボクシング機構)1位シャクール・スティーブンソン(米)が、WBO同級2位ジョエト・ゴンザレス(米)と25日に前日計量を行った。
トップランクのスティーブンソンvsGBPのゴンザレス
 前王者オスカル・バルデス(メキシコ)が階級を上げるために返上され、空位となったWBO世界フェザー級王座決定戦。スティーブンソンは同級リミットの57.1kgでクリア、ゴンザレスは400gアンダーの56.7kgで秤を下りた。
 この日のプロモーターを務めるトップランク社が期待を寄せる俊英スティーブンソンが、いよいよ世界タイトルに挑戦する。アマチュア時代に世界ジュニア選手権、世界ユース選手権で優勝し、16年リオ五輪ではバンタム級銀メダルを獲得した。プロ転向後は連戦連勝を重ね、今年4月には伊藤雅雪(横浜光)と世界王座決定戦を行ったクリストファー・ディアス(プエルトリコ)に大差判定勝利。7月には世界挑戦経験者のアルベルト・ゲバラ(メキシコ)から3度のダウンを奪って3回KO勝利。いずれも圧勝で退けて12戦全勝(7KO)の戦績を残し、世界王座決定戦の舞台に上がる。
ゴンザレスの妹を巡る因縁対決
 対するゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)傘下のゴンザレスも12年7月のプロデビューから23連勝(14KO)を飾る。勝ち星の中には、のちに世界挑戦するラファエル・リベラ(メキシコ)、元世界王者ロドリゴ・ゲレロ(メキシコ)、世界ランカーのマヌエル・アビラ(米国)といった強豪がおり、万全の体制で今回の世界初挑戦を迎える。
 今回の二人の対決には因縁対決としても注目が置かれている。米国選抜チーム入りもするゴンザレスの妹とスティーブンソンは恋人関係にあり、二人の仲を兄のゴンザレスが嫌い米国の昼メロ・ドラマのような展開が繰り広げられている。そのため、米国内ではボクシング・ファンを超えた層の注目が集まっている。そんな試合の模様はストリーミング配信サービスESPN+で全米に中継される。