ボクシングモバイルニュース
[前日計量]2019.10.20

藤本京太郎が世界に向けて再出発

復帰戦を行う藤本
 約1年1ヶ月ぶりにリングに登場するWBOアジアパシフィック・ヘビー級王者の藤本京太郎(33=角海老宝石)が20日に都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で前日計量に臨んだ。藤本は明日の21日に後楽園ホールで開催される「SLUGFEST.11」ヘビー級8回戦でOPBF東洋太平洋ヘビー級13位のスタット・カラレック(24=タイ)と拳を交える。
夢を叶えたい
 現在、藤本は日本王座とOPBF王座を返上。WBA(世界ボクシング協会)同級12位にランクされている。ヘビー級での世界挑戦を実現させるのは困難を極め試合間隔が空いた。服を着たまま秤に乗ると104.5kgをマーク。「ずっと家に引きこもっていた」と明かした藤本は、「何度もボクシングを辞めようと思ったが自分にはこれしかない。世界戦をしたいという夢があるし叶えたい」と奮い立たせて復活を決意した。
世界に向けてアピールが必要になる
 藤本は、「ベルトを2本返上して再スタートだと思っている。33歳になり最終ステージに入っていけるかという試合になる」と話すと、「相手がどうこうより自分自身がどう持ち直すかが大事」と意気込みを口にした。
番狂わせを狙う
 これが5回目の来日となるカラレックも服を着た状態のまま計量に臨み、97.5kgを測定した。藤本とは昨年9月に対戦し6回TKO負けを喫している。カラレックは、「明日は必ず勝つ」と短い言葉でリベンジを誓い会場を後にした。