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[世界戦発表会見]2019.10.16

拳四朗 12.23にIBF王者と統一戦

拳四朗がいよいよベルト集めを始める
 WBC(世界ボクシング評議会)ライトフライ級王者の拳四朗(27=BMB)が16日、都内のホテルで会見を開き次戦を発表した。拳四朗は12月23日(月)に神奈川・横浜アリーナで開催される「FUJI BOXINGトリプル世界戦」で、IBF同級王者のフェリックス・アルバラード(30=ニカラグア)と王座統一戦に臨む。
 詰めかけた報道陣を前にマイクを握った拳四朗は、「7度目の防衛戦にして王座統一戦になった。やっと違うベルトが狙える」と喜んだ。
アルバラードはKO率80%の強打者
 アルバラードは昨年10月にランディ・ペタルコリン(比)を破り、空位のIBF王座を獲得。今年5月には小西伶弥(真正)の挑戦を退け初防衛に成功した。戦績は37戦35勝(30KO)2敗と高いKO率を誇るハードパンチャーで、敗れた試合は4階級制覇王者の井岡一翔(Reason大貴)、全盛期の2階級制覇王者ファン・カルロス・レベコ(アルゼンチン)の2敗のみ。
今回もしっかり対策を練って臨みたい
 この強打者に拳四朗は、「前回のジョナサン・タコニン(比)以上にパンチとスタミナがある」と警戒したが、「自分の距離を保てれば問題はない。パンチをもらわず、今回も圧勝を描いているので、技術的なところを見てもらいたい」と自信を示し、父の寺地永会長も「しっかりと研究をして挑みたい。メインの村田選手に良い形で繋げたい」と話した。
終始笑顔の拳四朗
 このイベントはWBA(世界ボクシング協会)ミドル級王者の村田諒太(33=帝拳)の初防衛戦をメインに、セミには拳四朗の王座統一戦、さらに3階級制覇王者の八重樫東(36=大橋)がIBF(国際ボクシング連盟)フライ級王者モルティ・ムザラネ(南アフリカ)への挑戦と3つの世界戦がセットされる。
 現役最多となる世界王座を6度防衛中の拳四朗はこの豪華カードで存在感を示し、ベルトコレクションに弾みをつけたい。