[前日計量]2019.10.10
王座を懸けて再び激突
太尊と細川が再戦
OPBF東洋太平洋ミドル級王座決定戦の前日計量が10日に都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、前王者で同級3位の細川チャーリー忍(35=金子)と元王者で同級7位の太尊康輝(26=角海老宝石)が会場に姿を現した。
試合は明日の後楽園ホールで開催される「ゴールデンチャイルド.127」のメインイベントに組み込まれている。7月の王座決定戦で引き分けた両者は、ダイレクトリマッチで完全決着をつける。
試合は明日の後楽園ホールで開催される「ゴールデンチャイルド.127」のメインイベントに組み込まれている。7月の王座決定戦で引き分けた両者は、ダイレクトリマッチで完全決着をつける。
準備はバッチリ
100gアンダーの72.4kgで秤を降りた細川は、「また、この日が来た。明日の試合が楽しみ」とニヤリと笑い、「前回は相手にクリンチされたが、今回はそうはいかない。試合当日は73.4kgだった体重を今回は76kgまで戻して戦う。明日は預けていたベルトを取り戻す」と自信を示した。
再戦は得意だと細川
得意の打撃戦に持ち込みたいと語った細川は、「明日のために苦しい練習をしてきた。お互いに自信があると思うが、打ちつ打たれつの面白い試合をしたい。最後は相手の心を折る」とKOでのベルト奪還を誓った。
明日の試合に集中する
一方、約1年10ヶ月ぶりの王座返り咲きを目指す太尊はリミットちょうどの72.5kgを測定。計量を終えて一息ついた太尊は、「前回は12ラウンド戦っているので手の内は分かっている。相手も対策してくるだろうが、どう変えてきても想定内」と話すと、「明日は相手に失礼のないように恨みっこなしで気持ちよく戦いたい。内容にはこだわらない。チャンピオンに返り咲くだけ」と静かに闘志を燃やした。