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[前日計量]2019.10.9

吉野修一郎「まずはアジアNO.1になる」

吉野が比国の強打者と激突
 日本ライト級王者の吉野修一郎(27=三迫)が9日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局でOPBF東洋太平洋&WBOアジアパシフィック同級王座決定戦の前日計量に臨んだ。
 試合は明日10日、後楽園ホールで開催される「ダイヤモンドグローブ」のメインイベントに組まれ、OPBF、WBOアジアともに1位の吉野は日本・アジア3冠制覇を目指し、OPBF10位、WBOアジア5位の新鋭ハルモニート・デラ・トレ(25=比)と激突する。
コンディションはバッチリ
 17年10月にプロ6戦目で日本王座を獲得。王座決定戦を含む4度の防衛戦をすべてKO勝ちで飾り、ライト級で国内敵なしを証明してきた吉野は、リミットの61.2kgでクリアした。
今回は勝ちにこだわる
 初対面のデラ・トレについて、「身長は思ったほど高くはなかったが、やはりリーチがある」と警戒し、「会長が組んでくれたステップアップの試合、泥臭くてもいいから勝ちにこだわりたい。やることはいつもと変わらないが、ここが勝負。アジアでNO.1と言われるようになる」と決意した。
初来日のデラ・トレ
 一方、22戦20勝(12KO)2敗のデラ・トレもリミットでクリア。計量後にコンビニで買った焼き鳥を頬張ると、「コンディションは良い。吉野は良い選手と聞いているが、勝つ自信はある。右ストレートで倒すよ」と自信を示した。
俺の右は強烈だよ!
 デラ・トレは、2年前に米国ラスベガスで現WBC世界フェザー級1位のツグスソグ・ニヤンバヤル(モンゴル)と対戦し、敗れはしたがリーチを活かした右カウンターでダウンを奪ったフィリピンの若き強豪。吉野がアジア2冠を制し、世界をアピールすることができるのか注目だ。