[海外試合結果]2019.10.6
IBF王座決定戦ゴロフキンvsデレイビャンチェンコ
ゴロフキンが初回にダウンを先制
IBF(国際ボクシング連盟)ミドル級王座決定戦が、5日(日本時間6日)米国・ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン(MSG)で開催された。13ヶ月ぶりの世界王座復帰を目指す、元同級統一王者ゲンナジー"GGG"ゴロフキン(カザフスタン)。2度目の世界王座決定戦となったIBF同級1位セルゲイ・デレイビャンチェンコ(ウクライナ)。世界ミドル級トップファイター達が激しい攻防戦を繰り広げた。
ゴロフキンが小差判定で王座復帰
IBF世界ミドル級王座決定戦は初回から動いた。ゴロフキンが連打からの右フックでダウンを先制し、2回には左でデレイビャンチェンコの右まぶたをカットさせた。すると3回からギアを上げたデレイビャンチェンコは、効果的な上下打ちを見せて反撃。そして5回には左ボディを効かせ、ゴロフキンを丸め込ませて、観衆のどよめきをMSGに起こした。ゴロフキンは中盤に入ってもデレイビャンチェンコの攻勢に手を焼く場面をみせるもパワーで応戦。一進一退の戦いに突入すると終盤は総力戦となり、手数でデレイビャンチェンコ、1発のパンチでゴロフキンと、激しい攻防を繰り返して試合終了のゴング。3-0(114-113、115-112×2)の判定でゴロフキンの勝利となった。過去に自身が剥奪されたIBFタイトルを再び取り戻すも、大きな苦戦で笑顔のなかったゴロフキンの戦績は42戦40勝(35KO)1敗1分。大善戦をみせたデレイビャンチェンコは15戦13勝(10KO)2敗とした。