[試合後談話]2019.9.26
亀田京之介が決勝進出を懸けて激戦
亀田の右アッパーがめりこむ
亀田家初の新人王を目指す亀田京之介(20=協栄)が26日、後楽園ホールで開催された「東日本新人王準決勝」フェザー級4回戦に出場。小出太一(25=鴻巣茂野)と拳を交えた。この日は1試合が中止となり、全11試合でし烈な争いが繰り広げられた。
勝者は11月3日(日)に明日、同会場で開かれる準決勝の勝者と決勝戦を行う。
勝者は11月3日(日)に明日、同会場で開かれる準決勝の勝者と決勝戦を行う。
亀田がTKO勝ち
亀田は距離を潰してくる小出と真っ向から打ち合うと左フック、右アッパーを好打。ロープを背負ったが手数は落とさなかった。3回、ジャブから組み立てた亀田は右ストレートを決めて倒すと、最後は右アッパーで小出をキャンバスに沈めた。
結果的に倒せて良かった
控室に戻った亀田は、「初回で倒せるかなと思ったが、予想以上にやりずらくて。このまま打ち合ったらズルズルいくと思ったので、3回から足を使いジャブから組み立てた。2回目にダウンを奪ったパンチは練習通りのもの。とりあえず決勝にいけて良かった」と安堵の表情を浮かべた。
ノーシードから勝ち上がった亀田は、「12月の全日本新人王決定戦が本当の決勝戦だと思っている。次は通過点」と威勢の良いコメントで締めくくった。
ノーシードから勝ち上がった亀田は、「12月の全日本新人王決定戦が本当の決勝戦だと思っている。次は通過点」と威勢の良いコメントで締めくくった。
佐々木の強打が爆発
ライト級4回戦では近藤哲哉(22=横田スポーツ)と佐々木尽(18=八王子中屋)が激突。立ち上がり、近藤がワイルドな攻撃で先手を奪いにいくが、佐々木は落ち着いてガードでしのぐと、ワンツーから連打でダウンを演出。再開後は左フックで吹っ飛ばし豪快にKOした。
次も倒して勝つ
戦績を7戦全勝(6KO)とした佐々木は、「いつも力んでしまうので冷静に戦うことと、パンチのキレを意識した。完璧ではないが、力まずに打つことができたと思う」と手応えを掴んでいた。
現在、高校3年生の佐々木は、「これから髪の色を黒に染めて明日の授業に出ます」と笑顔を見せた。
現在、高校3年生の佐々木は、「これから髪の色を黒に染めて明日の授業に出ます」と笑顔を見せた。
具志堅広大(竹原&畑山)
フライ級4回戦では具志堅広大(26=竹原&畑山)と石井直輝(17=ワタナベ)が対戦。まずは石井がジャブを軸に距離を作ると右カウンターを決めて鮮やかに倒した。しかし、具志堅は2回以降、被弾しながらも相手の打ち終わりに右クロスを好打。ペースを奪い返すとロープに押し込んでワンツー連打で猛追した。採点は割れたが、ジャッジ2者は具志堅を支持。ダウンを挽回した具志堅が逆転勝ちした。
粘り強い戦いで勝ち星を挙げた具志堅は、「90%は負けると言われていたので見返してやろうと思っていた。相手のジャブに右を合わせる練習をしてきた。判定で勝ったことがなかったので本当にうれしい。信じられない気持ち」と勝利の味を噛み締めた。
3度目の新人王挑戦で決勝の舞台に上がる具志堅は、「前に出て攻めることしかできないので、次も手数を出していきたい」と必勝を誓った。
粘り強い戦いで勝ち星を挙げた具志堅は、「90%は負けると言われていたので見返してやろうと思っていた。相手のジャブに右を合わせる練習をしてきた。判定で勝ったことがなかったので本当にうれしい。信じられない気持ち」と勝利の味を噛み締めた。
3度目の新人王挑戦で決勝の舞台に上がる具志堅は、「前に出て攻めることしかできないので、次も手数を出していきたい」と必勝を誓った。