[試合後談話]2019.9.16
堺市でWBOアジア・ライトフライ級戦
山口隼人と冨田大樹
WBOアジアパシフィック・ライトフライ級1位の冨田大樹(ミツキ)と同級5位の山口隼人(三迫)が16日、大阪府堺市内の大浜体育館で開催された「ミツキ杯 強拳ステージ.16」のメインイベントで空位の王座を懸け拳を合わせた。
冨田の手が上がった!
4度目の挑戦でタイトル獲得に燃える山口は、積極的に前に出て左右のフックを振った。対し、序盤に硬さが見えた冨田は冷静に距離を見極めると右ストレートから左フックへとつなげペースを握った。ヒットは富田が上回るが、山口も前進を止めずタイトル戦にふさわしい打ち合いに。最終ラウンドまで決定打は生まれなかったが、判定勝ちで冨田が初のタイトルを獲得した。
後藤トレーナーと冨田
2度目の挑戦で念願のチャンピオンとなった冨田は、大勢の支援者に挨拶をし「今日はやりたいことはできたと思います。まだまだ先はありますが、とりあえず上がいるにでアジア最強と言われるように日本王者や東洋太平洋王者と試合がしたい。そして世界に行きたい。僕はまだまだ21歳で伸び代ももっとあると思っています」と先を見据えた。
中村喜吉治会長
中村喜吉治会長は「序盤硬さもありましたが、最初から最後まで安心してみることができました。成長していると思いますね。今後も上を目指して頑張って行きます」と喜びを語った。
悔しいと山口
一方、惜敗した山口は「悔しいですね。悔しい。序盤は良い形で入れたと思うのですが、相手のボディワークが思っていた以上に良かった。悔しいです」と肩を落とした。
採点表