[前日計量]2019.9.16
初メインの桑原拓「チャンスを掴む!」
フレジオの世界ランクを奪う!
東農大出身でインターハイ、国体を制し、昨年5月にプロデビューをはたしたアマエリートの桑原拓(24=大橋)が明日17日、後楽園ホールで開催される「フェニックスバトル.69」のメインイベントでWBC世界ミニマム級13位、IBF世界同級12位にランクされるジョナサン・レフジオ(26=比)に51.0kg契約8回戦でアタックする。その前日計量が16日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、桑原はリミットちょうど、フレジオが1kgアンダーの50kgでクリアした。
サウスポーに苦手意識はない
プロ6戦目で初のメインに抜擢された桑原は、ここまで5戦全勝4KOと好調。一気に世界ランクを手にするチャンスに「ここで勝つと負けるのでは違うまったく違う。相手はサウスポーでキャリアのある技巧派だが、前日本フライ級王者の中谷潤人選手(M.T)とのスパーリングなど、対策はしっかりとしてきた。技術戦になると思うが、もらったチャンスを一発と獲る」と燃えた。
家族のためにも負けられない
一方、柔軟さとフットワークを武器に32戦21勝(6KO)6敗5分の戦績を挙げるフレジオは今回が3度目の来日。17年に1月に沖縄で荻堂盛太(平仲)とWBC世界ユース・ライトフライ級王座決定戦を引き分け、同年4月に当時のOPBF東洋太平洋ミニマム級王者の京口紘人(ワタナベ)に挑み判定負けを喫したが、以降は5連勝と勢いに乗る。比国軽量級の実力者は、「日本のホープに勝ち、家族のためにもステップアップしたい」と先を見据えた。